ジャンヌ=マリー・ダルレのリストのことなど
本日晴天、夜から強風。
ここ数日いろいろとバタバタしていて、しばらく更新が滞ってしまいました。
良きことも有り悪きことも有り。
孫と戯れたり、新しく親戚になったご家族と楽しくお酒を飲む日もあって、それなりに変化のあった日々。
今日は阪神淡路大震災のあった日。
あれから27年。
その後東日本大震災もあって、思えば平成は大災害の多かった時代。
そして令和は新型コロナウイルス。
千人単位で新規感染者が増えここ静岡県も500人超え。
土曜日はトンガの海底火山の噴火もあり、真夜中の突然の津波警報には驚いた。
市の津波警報の緊急サイレンも鳴って慌ててテレビをつけたりネットを検索したり。
ここ沼津は40センチの津波を観測。
火山爆発の衝撃波が関連した通常の津波とは異なる現象らしい。
市内の海岸沿いのお店では、日曜なのに急遽臨時休業する店まで出た。
遥か8000キロの南太平洋での海底火山の大噴火。
至近距離だったトンガ王国の情報が全く入って来ないのが気になる。
今年に入ってから家の電気器具の故障が頻発。
クーラーの暖房機能の消失に加えて、どうもここ数日Wi-Fiが不安定。
トドメはモノラル再生専用として使っていたビクターのレコードプレーヤーから音が出なくなった。
このプレーヤーQL―A7は、10年以上前に隣町の方から大量のクラシックレコードと一緒に譲っていただいたもの。
DENONのモノラル専用カートリッジDL102を付けてモノラル再生専用として使っていた。
基本性能が良く安定して稼働していたのに、回転はするのに音が出なくなった。
1978年発売なので40年以上前のもの。
さすがに寿命か・・・
音楽はジャンヌ=マリー・ダルレのリストを聴いていた。
フランスEMIが出していたCD2枚組で、5人のピアニストによるリストのエチュードを集めたもの。
・超絶技巧練習曲(12曲)/オフチニコフ
・パガニーニによる超絶技巧練習曲(6曲)/ダルレ
・3つの演奏会用練習曲/ゴンザレス、ダルレ
・2つの演奏会用練習曲/シフラ
・「ヘクサメロン」(演奏会用小品)~ベッリーニ「清教徒」の行進曲による華麗な大変奏曲/
ケセルバウム
このCDでダルレは、ラ・カンパネラを含む「パガニーニによる大練習曲」と「3つの演奏会用練習曲」から「ため息」「軽やかさ」を収録。
1970年のステレオ録音。
ダルレはサン・サーンスやフォーレ、ラヴェルら錚々たる大作曲家たちの薫陶を受け、録音では未だ最高の演奏とされるサン・サーンスのピアノ協奏曲全集を残している。
美しくも気品があり華麗にして艶のある素晴らしい音。
はっきりとした打鍵で、落ち着いた中に軽やかに弾き切るテクニックも素晴らしい。
収録されている5人のピアニストの中では最も印象に残った。
非常に多くの録音がある「ラ・カンパネラ」は今のところ自分にはこのダルレの演奏がベスト。
Youtubeはダルレの弾く「ラ・カンパネラ」。1957年のモノラル旧盤。
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