シュワルツコップのモーツァルト歌曲集、国内盤ステレオLPとアルゼンチン盤モノラルLP
曇りのち雨。
コロナ感染者は全国で6万人を超えて静岡県内でも1336人。
「まん延防止等重点措置」は今週木曜から。
昨日休みで胃と腸の内視鏡検査。
最初に大腸の内視鏡検査を受けたのは15年前。
今回はほぼ2年ぶりの検査で家の近くのクリニックで受診。
麻酔が入るので車の運転はNG。
朝8時に来て下さいとのことで、およそ2キロの距離を寒い中トボトボ歩く。
前日の雨が上がっているのが多少の救い。
30分ほど歩いて到着。
今回内視鏡検査を受けるのは自分も含め同年配の男性3人。
朝は絶食、前日から指定されたレトルトの検査食。
検査の方法は15年前と変わらず、個室に通され下剤入りのペットボトルと水をひたすら飲み続けること2時間弱。
BGMでサティの「ジムノペディ」がエンドレスで鳴っていた。
検査は胃と腸と同時進行、点滴をしながら麻酔薬が入るとしだいに意識が混濁。
気がつくと個室のソファに横になっていた。
時計を見ると検査室に入ってから一時間余りの経過。
検査結果はすぐ出て胃には異常がなかったものの大腸にはポリープがあって切除したとのこと。
組織の検査結果は2週間後。
シュワルツコップのモーツァルト歌曲集を聴く。
ギーゼキングの美しいピアノの音にシュワルツコップの可憐にして気品のある歌唱。
名盤として名高い演奏で長く国内のステレオ 盤LPで親しんでいた。
昨年末にいただいたアルゼンチン盤でモノラルLPを聴いてみた。
てっきりオリジナルステレオだと思っていたらこの録音のオリジナルはモノラルで、国内 盤LPは擬似ステレオだった。
録音は1955年。
東芝の国内盤LPジャケットには 疑似ステレオの記載はない。
ステレオ盤は響きが多少細身だが、擬似ステレオとは気がつかないほど良くできている。
モノラル盤はよりしっとりした落ち着きが感じられる音。
ギーゼキングのピアノの音がことさら美しい。
シュワルツコップの歌もぐっと若返って聞こえる。
不思議なことにこの2枚のLPは曲順が異なる上に、アルゼンチン盤には「かくしごとK518」が収録されていない。
おそらくこのアルゼンチン盤の方がオリジナルに近いのではなかろうか。
Youtubeはシュワルツコップの歌うR.シュトラウス「ばらの騎士」
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
- パリ、ノートルダム大聖堂のクリスマスライヴと朝比奈隆の第九(2023.11.12)
コメント