ドビュッシーのピアノトリオ
令和4年も一週間、晴れて穏やかな土曜日。
今朝のポコ。
ポコは今年も元気です。
年明けを待っていたかのような感染爆発。
全国で8千人を超え、静岡県内でも129人は第5波の9月並み。
重症者が少ないのはワクチンの効果なんだろうか。
今日はドビュッシーを静かに聴いていた。
ワーナーから出ているドビュッシー作品全集CD33枚組から室内楽を集めたもの。
ドビュッシー室内楽作品集
1-3. ピアノ三重奏曲ト長調 L.5
5. 夜想曲 L.39
6. 間奏曲
7-10. 弦楽四重奏曲 Op.10, L.91
11-22. ビリティスの歌 L.102
ルノー・カプソン(ヴァイオリン1-4)
エドガー・モロー(チェロ:1-4)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ:1-4)
ヘンリク・ブレンドストルップ(チェロ:5)
ペア・サロ(ピアノ:5)
ダニエル・ミュラー=ショット(チェロ:6)
ロベルト・クーレック(ピアノ:6)
エベーヌ四重奏団(7-10)
デルフィーヌ・セイリグ(ナレーション:11-22)
ライオネル・フレンド指揮、ナッシュ・アンサンブル(11-22)
ピアノトリオはドビュッシー18才の作品。
自筆譜が散逸し行方不明だったのが1982年に弟子の遺品から発見され出版は1989年。
第四楽章の一部に欠損部分があり補筆されているという。
シンプルでいて甘く幾分エキゾティックな佳品。
真冬の高原の冷気のような透明な響きに若きドビュッシーの才能が見て取れる。
カプソン以下の演奏も緻密なアンサンブルと美しい音で聴かせてくれる。
ナレーション付きの「ビリティスの歌」は大好きな作品。
落ち着きの中に幾分陰のあるセイリグのナレーション。
名手揃いのナッシュアンサンブルはおかしな味付けをせずに、曲のアルカイックで清楚な雰囲気を伝えてくるのが良い。
Youtubeはドビュッシーのピアノトリオ、カプソン、モロウ、シャマユによるこのアルバムの録音風景の映像
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