シュワルツコップとフルトヴェングラーのヴォルフ、歴史的なライヴ
晴れ、本日の最高気温は13℃。
エアコンが壊れてメーカーのサービスセンターから修理に来た。
エアコンは2年前に購入したもの。
まださほど使っていないので技術者の人に多少の苦情を提言。
すると「虫が入り込んだ時にスィッチを入れるとショートして壊れることがあります。」
とのこと。
なるほど・・・拙宅の裏が山なのでその可能性を示唆したようだ。
故障個所はすぐ特定されて基盤を一つ交換することになった。
取り出した基盤を見せられて技術者の予感が的中したことがわかった。
基板の上に銀色の長い筋。
ナメクジの仕業だった・・・・
外の屋外機の隙間からナメクジが入り込んだようだ。
エアコンはリフォームのついでに取り付けたので延長保証には入っていない。
そのため出張技術料を含めかなりの出費。
ナメクジ忌避剤をamazonで探すことにした。
今日もシュワルツコップを聴く。
1953年のザルツブルク音楽祭の記録からヴォルフの歌曲集。
ピアノ伴奏は大指揮者フルトヴェングラーという歴史的な名盤。
聴いたのは東芝から出ていた国内初出LP。
この歴史的なコンサートは、シュワルツコップの夫君のEMIのプロデューサー、ウォルター・レッゲはカラスが出演する「トスカ」のレコーディングに立ち会うためにこのコンサートを聴くことができず、私的に録音している。
この日はヴォルフの歌曲22曲とアンコール1曲が歌われ、アンコールを除く22曲が収録された。
後にレッゲは22曲から13曲をセレクトしてEMIから正式に発売している。
22曲の全曲はLPとしては伊Cetraから2枚組で出ていて、自分は最初にこちらを入手している。
最初に盛大な拍手で始まる。
当時38才のシュワルツコップの見事な歌に寄り添いながら、時にはリードしていくフルトヴェングラーのピアノ伴奏。
本職のピアニストのような達者な伴奏ではないけれどなかなかの腕前。
響いてくる音楽は指揮するフルトヴェングラーと変わらぬ音の深さと雄弁さ。
もう何回も聴いている演奏なのに、あらためて13曲セレクトされた盤を聴くとこちらの方が深い感銘を受ける。
なぜだろうと思いCetra盤も取り出して第1曲めの「春に」を聴いて思い出した。
両者とも緊張しているのかなんとなく流れる音楽がぎこちない。
偉大な二人にしても22曲全てが高水準とはいえないようだ。
22曲の演奏から特に優れた歌唱13曲をセレクトして独自の曲順に並び替え世に問うた名プロデューサー、ウォルター・レッゲの慧眼。
モノラルライヴながら音は良い。
東芝盤よりもCetra盤が明瞭な音だ。
Youtubeはそのシュワルツコップとフルトヴェングラーのライヴから、ヴォルフの「心変わりした娘」
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