安川加寿子の遺産
昨日の雨から一転、今日は朝から良い天気。
東京でのコロナ感染者は2000人を突破して静岡でも200人を超えた。
今日19時と21時のニュースに、東京で小児科医となっている高校吹奏楽部時代の同級生が出演していた。
コロナ感染拡大の具体的な例を挙げてのわかりやすく明快な解説。
同級生の活躍を見るのは嬉しい。
厳しい寒さ、そしてコロナ感染の拡大する中で庭の梅の花がぽつりぽつりと咲き始めた。
春は着実に近づいているようだ。
今日は安川加寿子のライヴ。
「安川加寿子の遺産」から3曲の協奏曲作品のライヴを集めたもの。
・ピアノ協奏曲(野田 暉行)
・フランスの山人の歌による交響曲 作品25(ダンディ)*
・ピアノ協奏曲第1番作品(ショパン) **
安川 加壽子(ピアノ)
森 正
岩城宏之*
井上 道義**(指揮)
NHK交響楽団
録音:1981年5月、 1966年4月5日* 1979年7月
野田作品は安川加寿子の最後の協奏曲演奏となった。
この演奏の3年後の1983年、リウマチによる右手の薬指の腱断裂により引退を余儀なくされている。
ダンディの曲は安川加寿子が日本初演をおこなっている。
3曲とも芯の強い煌びやかな打鍵と、それでいて軽やかで暖かで美しい歌の絶妙なバランスの素晴らしい名演。
特にショパンが素晴らしい。
ショパンコンクールで聴かれる若者達のフレッシュで未来を感じさせる演奏も良いけれど。
ここで聴くことができるのは大人のショパン。
しっとりとした落ち着きの中に華があるのが良いな。
当時33歳だった井上道義の伴奏も立派。
Youtubeは安川加寿子のドビュッシー、「ヒースの茂る荒れ地」
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