ヴァレンティン・ゲオルギュウのショパン
晴のち曇り。
オミクロン株の感染拡大は止む気配はなく本日静岡県の感染者は877人。
第5波のピークを軽く超えてしまった。
全国的にも今までの最大の感染者数となり、いよいよ身近に迫っていることを実感。
母にはワクチン3回目の通知が届いた。
今日はルーマニアのピアニスト、ヴァレンティン・ゲオルギュウのショパン。
東芝が60年代初めに出していた国内盤モノラルLPで昨年近所のハードオフの100円均一ジャンク棚からの発掘品。
ゲオルギウは初めて聞く名前だった。
レコードジャケットには何も紹介文がなく未知のピアニストの興味だけで購ったもの。
おそらく100円でなければ手を出さなかった。
・即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op. 36
・夜想曲第2番 嬰ヘ長調 Op. 15/2
・幻想曲 ヘ短調 Op. 49
・バラード第1番 ト短調 Op. 23
・アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op. 22
ヴァレンティン・ゲオルギュウ(ピアノ)
録音は1960年前後。
外盤を調べてもモノラル盤しかないようなのでステレオ録音は存在しないのかもしれない。
とはいえ録音は良いので不満は感じられない。
ネットで検索したり演奏家事典の類を見てみると、ヴァレンティン・ゲオルギュウ(Valentin Gheorghiu 1929~)は、ブカレスト音楽院に学び9歳でパリに留学。
パリ音楽院でラザール・レヴィの教えを受け9歳にしてデヴューコンサート。
名ヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスクとも親交もあり、作曲家としてもいくつかの作品のあるルーマニア音楽界を代表する大物だった。
虚心に耳を傾けて聴いてみるとこれが大当たり。
柔らかで叙情的、繊細でナイーブでありながら強さも感じ取れるまさに 巨匠の風格。
多少癖はあるけれど落ち着いた静かなショパン。
ゲオルギュウの演奏をもっと聞きたくなってネットを見てみると、80歳を記念して10枚組CDが出ていたけれど今は入手難のようだ。
Youtubeはゲオルギュウのシューマン、「子供の情景」
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