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2022年2月11日 (金)

本日の練習、喜古先生の指揮でブラームス、交響曲第4番から第3、第4楽章

雨はすっかり上がり建国記念の日の今日は良い天気。


昨日の予報は雪だったけれど結局降らなかった。


Img_20220209_081707

先日出勤途中の狩野川堤防上から見る冨士。

飛行雲が3本流れている。

 

水曜から孫と娘が帰ってきて賑やかになっている。

生後一年で成長が著しく早くも歩く気配。

言葉も意味の分かる言葉を発し始めている。

人の一生の中で、生まれ落ちてからの最初の一年が最も成長の密度が濃い一年間。

漫然と毎日を過ごし無駄に馬齢を重ねている自分に重ねて、そのようなことを思う日々。

 

今日は一日仕事で夜はオーケストラ。


4月の沼津交響楽団第38回定期演奏会へ向けての練習。

仕事を終えて、夕食をとらずに会場の沼津市民文化センター大ホールへ向かう。


会場では喜古恵理香先生の指揮で、モーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」が始まっていた。


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今回コンチェルトは降り番なのでホール内でしばしの拝聴。

「戴冠式は」、毎年3月にスズキメソード音楽教室卒業課程の伴奏を沼響がおこなっているので完成度は高い。

 

後半はブラームスの交響曲第4番から第3楽章、第4楽章。

 

チェロに若い新入団員も入ってヴィヴィッドな喜古先生の指揮で皆も気合い十分。


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先生はパーヴォ・ヤルヴィのアシスタントとして、N響を指揮する名指揮者たちの練習に立ち会っている。

間近で見た巨匠達の興味深いエピソードも面白い。

 

第3楽章後半のドラマティックな展開に、皆の演奏が同じ目標に向かうベクトルとなって熱気を帯びてくる。

そして壮大なパッサカリアの第4楽章。

まさにオケの醍醐味。

曲が終わり「あぁ、いい曲だなぁ」とつぶやいたら。

隣のF君が静かに「そうですね・・・」

 

オケをやっていて本当に良かったと思える瞬間。

 

Youtubeはムラヴィンスキー指揮のブラームス、交響曲第4番第4楽章

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コメント

ムラヴィンスキーの指揮姿、カッコいいですね。俳優もしていたのに納得です。背筋がシャキッと伸びて、威厳があります。最後結構伸ばしているのは意外でした。

投稿: サンセバスチャン | 2022年2月12日 (土) 07時06分

サンセバスチャンさん。

ムラヴィンスキーは若い頃パントマイムのアクターだったので、身体を使った表現に卓越したものがあるのでしょうね。

無駄のない動きの中で、表現したいことがよくわかる素晴らしい指揮だと思います。

投稿: 山本晴望 | 2022年2月12日 (土) 20時50分

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