« リヒテルのラフマニノフ | トップページ | 本日の練習、喜古恵理香先生とのブラームス初練習 »

2022年2月 2日 (水)

ダヴィドヴィチのショパン

庭の白梅が満開。
Img_20220202_075121 今年は少し遅いようだ。
寒い冬。

 

今日はロシアの女流ピアニスト、ベラ・ダヴィドヴィチのショパンを聴く。

 

ダヴィドヴィチは、第二次世界大戦後に再開されたショパン国際ピアノコンクールで、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカと1位を分け合っている。
歴史あるこのコンクールで一位が二人となったのはこの時のみ。

 

もっとも1932年の第2回では、1位のアレクサンダー・ウニンスキーと2位のイムレ・ウンガルの審査結果が同点で、結局コイントスで順位を決めたという話が伝わっている。

 

ウニンスキーは、その後フィリップスレーベルにまとまった数の録音を残したけれども、ウンガルについては録音を目にしたことがない。

 

運も実力のうち・・ということか。

 

ダヴィドヴィチで聴いたのはショパンの「24の前奏曲」
国内で発売された帯付き蘭フィリップス盤LP。

 

Img_20220201_220746

 

・24の前奏曲 Op.28

 

 ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)

 

 録音 1979年

 

見るからに音が良さそうなLP.

 

ゆっくり落ち着いた秋色のショパン。

 

力強さの中に風格と気品が感じられるのが良い。

 

録音はしっとりとした中に艶やかさも感じられる、典型的なフィリップスの音。

 

Youtubeはダヴィドヴィチの弾くショパン「華麗なる大円舞曲」、今や貴重となったソ連時代のエストニアピアノの音。

 

 

|

« リヒテルのラフマニノフ | トップページ | 本日の練習、喜古恵理香先生とのブラームス初練習 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« リヒテルのラフマニノフ | トップページ | 本日の練習、喜古恵理香先生とのブラームス初練習 »