ジュリーニのブリテン、「ピーター・グライムズ」から
曇り時々晴れ午後から激しい雨と霰。
大気が不安定でおかしな天気だった。
午後に突然強い風が吹き激しい雨。
そのうち細かな氷の粒が降ってきた。
霰だ。
これも春の兆候なんだろうか。
先週末から帰省していた娘と孫は再び帰って行った。
孫達が行ってしまうと、家内も自分も口数が少なくなる。
朝、母は昨日、かかりつけの病院で処方された薬が合わず、血圧が下がりぐったりとしている。
懇意にしている薬剤師に相談したあと、病院に電話。
結局服用を中止して明日再び病院に行くことにした。
明日は仕事の予定も入っていたけれど、これもやむなし。
今日はブリテン、イタリアの名指揮者ジュリーニで聴く。
米AngelのLP.
・歌劇「ピーター・グライムズ」 から4つの海の間奏曲 作品33a
第1曲『夜明け』(Dawn )
第2曲『日曜の朝』(Sunday Morning )
第3曲『月光』(Moonlight )
第4曲『嵐』(Storm )
・青少年のための管弦楽入門 (パーセルの主題による変奏曲とフーガ) 作品34
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
録音:1962年10月 キングズウェイ・ホール,ロンドン
50年代から60年代にかけて、ジュリーニはDECCAやEMIにまとまった数の録音を残している。
多くは後に再録音をしているけれども、この時期の録音しかない演奏もあり、この録音もその一枚。
「ピーター・グライムズ」の4つの海の間奏曲は、かつて沼響の定期演奏会でも取り上げたことがあった。
この曲を聴くたびに、学生時代を過ごした北海道での夜の海の風景を思い出す。
煌々と照らす月明かりの下に、鏡のように凪いだ海を目の前にしたときに、突然第1曲「夜明け」が頭の中に鳴り響いた。
なぜか第3曲の「月光」ではなく「夜明け」
ジュリーニの演奏は引き締まった響きの中によく歌い、重心の低いスケールの大きさを感じさせる名演。
「青少年のための管弦楽入門」はナレーション抜きの演奏。
ここでも硬派にして孤高の厳しい音楽が鳴っている。
Youtubeは歌劇「ピーター・グライムズ」 から4つの海の間奏曲
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