« リンデンバーグ、2種の「運命」 | トップページ | 本日の練習、喜古先生の指揮でブラームス、そしてカラヤンとフィルハーモニア管とのチャイコフスキーのことなど »

2022年2月15日 (火)

ジュリーニのブリテン、「ピーター・グライムズ」から

曇り時々晴れ午後から激しい雨と霰。

大気が不安定でおかしな天気だった。

午後に突然強い風が吹き激しい雨。

そのうち細かな氷の粒が降ってきた。

 

霰だ。

これも春の兆候なんだろうか。

 

先週末から帰省していた娘と孫は再び帰って行った。

孫達が行ってしまうと、家内も自分も口数が少なくなる。

 

朝、母は昨日、かかりつけの病院で処方された薬が合わず、血圧が下がりぐったりとしている。

懇意にしている薬剤師に相談したあと、病院に電話。


結局服用を中止して明日再び病院に行くことにした。

明日は仕事の予定も入っていたけれど、これもやむなし。

 

今日はブリテン、イタリアの名指揮者ジュリーニで聴く。
米AngelのLP.


R1363123315578892024772jpeg

・歌劇「ピーター・グライムズ」 から4つの海の間奏曲 作品33a 
 第1曲『夜明け』(Dawn )
 第2曲『日曜の朝』(Sunday Morning )
 第3曲『月光』(Moonlight ) 
 第4曲『嵐』(Storm ) 

・青少年のための管弦楽入門 (パーセルの主題による変奏曲とフーガ) 作品34

  カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、
  フィルハーモニア管弦楽団

       録音:1962年10月 キングズウェイ・ホール,ロンドン

50年代から60年代にかけて、ジュリーニはDECCAやEMIにまとまった数の録音を残している。

多くは後に再録音をしているけれども、この時期の録音しかない演奏もあり、この録音もその一枚。

「ピーター・グライムズ」の4つの海の間奏曲は、かつて沼響の定期演奏会でも取り上げたことがあった。

 

この曲を聴くたびに、学生時代を過ごした北海道での夜の海の風景を思い出す。

煌々と照らす月明かりの下に、鏡のように凪いだ海を目の前にしたときに、突然第1曲「夜明け」が頭の中に鳴り響いた。

なぜか第3曲の「月光」ではなく「夜明け」

 

ジュリーニの演奏は引き締まった響きの中によく歌い、重心の低いスケールの大きさを感じさせる名演。

「青少年のための管弦楽入門」はナレーション抜きの演奏。

ここでも硬派にして孤高の厳しい音楽が鳴っている。

 

Youtubeは歌劇「ピーター・グライムズ」 から4つの海の間奏曲

|

« リンデンバーグ、2種の「運命」 | トップページ | 本日の練習、喜古先生の指揮でブラームス、そしてカラヤンとフィルハーモニア管とのチャイコフスキーのことなど »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« リンデンバーグ、2種の「運命」 | トップページ | 本日の練習、喜古先生の指揮でブラームス、そしてカラヤンとフィルハーモニア管とのチャイコフスキーのことなど »