マゼール若き日のレスピーギ
昨日は久しぶりにまとまった雨。
本日曇り。
午前中にお墓の掃除。
そして畑の夏ミカンが風で落ち始めたので半分ほど収穫。
昨晩岩手県沖で再び大きな地震。
16日に発生した宮城県沖の地震との関連はわからないという。
マゼールの「ローマの松」を聴く。
マゼールの3種ある録音のうち最初のもの。
手持ちは日本グラモフォンがヘリオドールレーベルで出していた廉価盤LP.
オケはベルリンフィル。
ベルリンを中心に活躍していた頃のマゼール最初期の録音。
・交響詩「ローマの松」(レスピーギ)
・交響詩「禿山の一夜」(ムソルグスキー~リムスキー=コルサコフ編)*
・スペイン奇想曲(リムスキー=コルサコフ)
ロリン・マゼール(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音1958年12月、1958年12月~1959年2月*
ベルリン、イエス・キリスト教会
以前、沼響のHPの聴き比べコラムで「ローマの松」を取り上げた時にマゼールの3種の録音を紹介している。
20年前の記事で、今読み返してみると随分と冷淡な感想。
EQカーヴを可変できる再生環境が変わった今、あらためて聴いて印象が一変した。
透明で爽やかな解釈に 古武士のような重厚なベルリンフィルの響きがブレンドされた魅力的な演奏。
よく歌い、オケも存分に鳴り切った開放感が良い。
手に汗握る壮大なクライマックスの「カタコンブの松」に、色彩豊かな中に清潔さも漂う「ジャニコロの松」。
「アッピア街道の松」ではスーパーオケの威力全開。
ホルンの太い響きもゴキゲンだ。
尋常でないうまさのティンパニは名人ティーリヘンか。
録音も驚異的に良い。
Youtubeはマゼールのシューベルト、交響曲第5番
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