曽我大介のチャイコフスキー、「ロメオとジュリエット」(1869年初稿)
天候の変化が大きく寒暖差も有り、今日は晴れて明日から雨。
一昨日は再び雪化粧の冬の富士。
年度替りの人事異動も出て周囲は引き継ぎその他で慌ただしい。
セミリタイアの自分もここで一区切り。
親の介護もありそのまま完全リタイアも考えていたけれど、自分の事情を考慮していただきながら延長していただけることになった。
自分のスキルが未だ必要とする場面もあるようだ。
孫と娘が帰省、またにぎやかになってきた。
今日は曽我大介先生の指揮するチャイコフスキーを聴いた。
曽我先生には10年ほど前に一度沼響を振っていただいたことがある。
小原孝さんを迎えて「ラプソディ・イン・ブルー」その他バーンスタインなどのアメリカ音楽を中心としたプログラムだった。
今日は東京ニューシティ管を振ったチャイコフスキー。
DELTA ENTERTAINMENTから出ているCDで聴く。
・交響曲第6番『悲愴』
・幻想序曲『ロメオとジュリエット』(1869年オリジナル版)*
曽我大介(指揮)
東京ニューシティ管弦楽団
録音 2005年10月6日、2006年4月18日*、
東京芸術劇場
「悲愴」は東京ニューシティ管客演指揮者就任記念演奏会。
ロメジュリは首席指揮者就任記念演奏会のいずれもライヴ録音。
曽我先生はブザンソン国際指揮者コンクール、キリル・コンドラシン国際指揮者コンクール優勝の実力派指揮者。
「悲愴」はライナーノートの解説によれば先生にとって特別の思い入れがある曲らしい。
息の長い歌わせ方に確信に満ちた音楽運び、そしてオケの集中力と熱い熱気も感じられる見事な演奏だと思う。
「ロメオとジュリエット」は初稿なのが非常に珍しい。
主部のアレグロ・ジュスト部分が決定稿とさほど違いはないけれど、冒頭部分とコーダは全く別の曲。
多くの作曲家の若書きの作品にありがちな、書きたいことを沢山詰め込んで冗長となってしまっている部分もあるけれど、ホルンの咆吼やティンパニの強烈な乱打など、多少荒削りなオーケストレーションに魅力があることも事実。
これは面白く聴いた。
Youtubeはセガン指揮ベルリンフィルの「ロメオとジュリエット」
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