3月のクラシック・レコードコンサートは「春」と「展覧会の絵」
暖かな土曜日。
月曜のワクチン3回目接種の副反応以来、体調最悪の長かった一週間。
4月並みの気温。花粉症もひどくなってきた。
今週仕事は実働1日、水曜のみ。
結局、木曜金曜と仕事を休んでしまい沼響の練習も欠。
金曜は夜に市民文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説が控えていて、本業ではないけれど、さすがにこれは休めない。
木曜と、金曜の日中はひたすら体調の回復に努めて大人しくしていた。
幸い金曜夜には復調しビタミン剤を飲んで市民文化センターへ。
今回のプログラムは、3月ということで春にちなんだ曲の特集とした。
ヨハン・シュトラウス2世の「春の声」に始まって、シューベルトの歌曲から3曲。
「春の訪れ」「野ばら」「菩提樹」など名歌手、クリスタ・ルードウィッヒで。
春の定番、ヴィヴァルディの「四季」から春をローマ合奏団。
チャイコフスキーのピアノ曲「四季」から3月「ひばり」、4月「雪割草」など。
いささか安易な組み立てだけれど、それぞれに簡単な解説を加えながら進めていった。
出席者はあいかわらず年配の方が多かったけれども、今回は初めて参加したという若い方も数人いて、嬉しくなった。
当初の予定では最後にストラヴィンスキーの「春の祭典」を紹介するつもりだったけれど、今の世界情勢を考えて「展覧会の絵」に切り替えた。
この曲の終曲は「キエフの大きな門」。
終曲に流れる讃美歌の祈りと鐘の音を、平和への祈りと未来への希望につなげて、簡単な説明を加えて聴いていただいた。
演奏は、少し古いけれどもゲオルグ・ショルティのシカゴ交響楽団。
トランペットのアドルフ・ハーセスその他、ホルンのクレヴェンジャーやオーボエのスティルほか、名だたる猛者を揃えた全盛期のシカゴ響の名演。
終演後のお客様の反応も良くアンケートの結果も好評だった。
今回初めて参加したという方が書いたアンケートを見てびっくり。
さいたま市在住の方だった・・・・・・
チラシを見て来たとのこと。
この催しものは不思議と市外在住の方の参加が多くて、今回も、近隣の三島市、裾野市、清水町のほか、足柄山のふもとの小山町からも来てくださっていた。
ありがたいことです。
終演後に常連のおひとりが話しかけてきて、「11年前のこの日もレコードコンサートの日でしたね。」と。
そういえば11年前のこの日、3月11日も金曜日だった。
あの日のことは今でもはっきりと覚えている。
Youtubeはショルティ指揮シカゴ響の「展覧会の絵」、1990年の来日公演から。スーパーオケによる圧倒的な名演。
当時70才のトランペットの神様、アドルフ・ハーセスの凄いソロが聴けます。
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