ルービンシュタインのショパン、24の前奏曲
良く晴れた日曜日。
朝、家の近くの沼津アルプストンネル工事現場。
工事着工から20年が経ち、今年度中にようやく開通だという。
最初の現地説明会では、トンネルは上下4車線で2本で国道414号の渋滞解消目的のためのトンネルだった。
ところが用地買収に時間がかかり、途中東日本大震災があったりして工事は大幅に遅れ、規模も縮小されて2車線1本となった。
伊豆縦貫道の完成で国道414号は以前ほどの渋滞がなくなり、当初の目的は薄れて、今は南海トラフ大地震の際に来襲するであろう大津波に対する緊急避難路としての役割が期待されているように思う。
お彼岸の3連休で娘と孫が帰省してきた。
ルービンシュタインの弾くショパン。
「24の前奏曲」を聴く。
手持ちは米RCAのLP。
・24の前奏曲 Op.28
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
録音 1946年
ショパンのほぼ全てのピアノ曲を録音しているルービンシュタイン。
SP以来のルービンシュタインの長い録音歴の中で、ショパンは中核のレパートリー。
多くの曲は何度も録音を繰り返し複数の録音が存在する。
ところが「24の前奏曲」全曲はこのモノラル録音が唯一のもの。
第1曲のボソボソとした素朴な開始に一瞬戸惑う。
やがて、艶のある音と達者なテクニック。
華のあるルービンシュタイン独特の世界が広がっていく。
モノラルながら音は良く、この演奏に特徴的な雄弁な低音部が効果的に響いている。
Youtubeはルービンシュタインの弾く「英雄ポロネーズ」、全盛期のモスクワライヴ
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