ショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」、インバル指揮都響定期は公演中止
終日暖房のいらない日曜日、最高気温は22度。
遠くの富士山が霞んでいた。
北京パラリンピックの閉会式を見た。
演出はチャン・イーモウ監督。
才能のある人による見事な演出だったと思う。
明日、東京に行く所用があり、ついでにエリアフ・インバル指揮東京都交響楽団の定期演奏会に行く予定をたてていた。
今日都響のサイトを見てみたらなんと公演中止!!
インバル氏コロナウイルス陽性のため。(T^T)
曲はショスタコーヴィッチの交響曲第13番「バビヤール」だった。
バビヤールはウクライナのキエフ地方にある峡谷の地名。
ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺のあった地。
久しぶりの在京プロオケのコンサートだったので楽しみにしていたのに・・・・
手持ちに「バビヤール」の音源はさほどないけれど、LPでは初演者のコンドラシン指揮モスクワフィルのスタジオ録音(初演時のライヴも存在する)
西側初演のオーマンディ指揮フィラデルフィア管。
CDではバルシャィ、ロジェストヴェンスキー、プレヴィンなど。
これらの音源を事前予習のつもりでいろいろと聴いていた。
この曲に使われているエフゲニー・エフトゥシェンコの詩は初演直後に批判され改変されてしまった。
したがってコンドラシンの演奏は改変後の歌詞になっている。
オーマンディは改変前の詩で録音している。
ロシアの指揮者でもロジェストヴェンスキーは改変前。
手持ちのコンドラシンの国内盤LPには改変後と改変前との比較が三浦淳史氏の解説で記載されている。
この中ではプレヴィン指揮の録音が最も好きだ。
・交響曲 第13番《バビ・ヤール》
ディミテール・ペトコフ(バス)
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ロンドン交響楽団&合唱団
リチャード・ヒコックス(合唱指揮)
録音:1979年7月5&6日 Kingsway Hall, London
過度にドロドロせずに、洗練された雰囲気の中に強烈なアピールも感じられて良いと思う。
合唱も強力だ。
Youtubeは交響曲第13番「バビヤール」、アントーニ・ヴィット指揮ポーランド放送響
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