ルース・ラレードのスクリャービン
今日は朝から良く晴れた。
狩野川河川敷からの富士山。
昨日の雨のため山腹の半ばから美しく雪化粧。
明日から天気は下り坂。
昨日仕事は休み。
朝は晴れていたので、連休中に泊まりに来ていた二組の娘夫婦の布団を干していた。
ところが昼頃になってアマガエルが盛大に鳴き始めた。
空はだんだんと黒く染まり怪しげな気配。
雨雲レーダーを確認すると雨雲急速接近中。
慌てて布団を取り込んだ。
午後は入れ歯を無くしてしまった母を歯科医のところへ連れて行った。
かかりつけの歯科医は、娘の小学校時代に一緒にPTA役員だった仲間。
親切丁寧だけれど診察室が2階にあり、足の不自由な母を連れて行くのに難儀。
今日はスクリャービンのピアノ曲。
アメリカの女流ピアニスト、ルース・ラレードの録音で米コニサーソサエティへのスクリャービンピアノ全集から。
・ピアノソナタ第6番 ト長調 Op. 62
・ピアノソナタ第7番 「白ミサ」 Op. 64
・ピアノソナタ第9番 「黒ミサ」 Op. 68
・8つの練習曲 Op. 42
ルース・ラレード(ピアノ)
録音 1970年 ニューヨーク、コロンビア大学「セント・ポール・チャペル」
使用ピアノはボールドウィンSD10
手持ちは日本フォノグラムが出したLP3枚組でソナタ全曲といくつかの小曲を集めたもの。
悪魔的な妖気漂うスクリャービンの世界。
ラレードは8歳の時にホロヴィッツの弾くスクリャービンを聴いて、ピアニストになることを決心したのだという。
暗闇に妖しく揺れる焔のようなスクリャービンの音楽を、着実なテクニックと硬質のタッチで見事に音にして聞かせる。
黒光りするような音色のボールドウィンのピアノ。
コニサーソサエティの優秀な録音も良い。
ラレードはこのスクリャービンの成果が認められて、後にCBSに史上初のラフマニノフピアノ曲全集録音を仕上げている。
なおルース・ラレードはヴァイオリン奏者ハイメ・ラレードの夫人だったひと。
離婚後もラレードを名乗っていた。
Youtubeはラレードの弾くスクリャービン、「2つのポエム」から
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ロベルト・ベンツィの三角帽子(2022.07.04)
- ホルダの三角帽子(2022.07.02)
- フランダース・リコーダーカルテットの「Armonia di Flauti」(2022.06.30)
- クリュイタンスのエロイカ(2022.06.28)
- エルネスト・ブール、Hansslerのラヴェル(2022.06.25)
コメント