トーマス・モーリーのマドリガル「今や5月の季節」
曇り時々雨。この週末は再び雨。
GW以後で晴れたのは昨日を含めて2日のみ。
出遅れ気味の畑作業。
トマト、ナス、ピーマン、サツマイモの植え付けなど、昨日までに無理してやっておいてよかった。
昨晩は市民文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説だった。
市民文化センターが開館した翌年からこの催し物は始まった。
内容の構成と解説、ナビゲーター役をやっている。
最初はアシスタントの形で参加させていただいたのが、2年ほどで全面的にバトンタッチ。
以後隔月開催で今に至る。
沼津市民文化センターも来年開館40周年とのこと。
記念行事も計画しているようだ。
この4月で文化センターの担当が変わったので、資料の作成や当日の流れなどのレクチャーを事前に済ませていた。
今回のテーマは「イギリスで活躍した作曲家」たち。
キングズシンガーズの歌うトーマス・モーリーのマドリガル「今や5月の季節」に始まり、以後時代順にヘンデルの「涙ながれるままに」とアーンの「ルール・ブリタニア」を経て18世紀から19世紀前半のイギリス音楽の空白期。
19世紀後半に現れたエルガー、ヴォーン・ウイリアムズ、ホルストそしてパリィなどを解説付きで紹介した。
本来ならばパーセルやディーリアス、ブリテン、ラターなどの重要な作曲家たちも取り上げたいところだけれど、時間の制約と比較的知られた曲を優先するので紹介する作曲家や曲は限られてしまう。
参加する人たちは市外からの参加が多いのが特徴。
今回渋い内容だったけれど多くの方が来て下さった。
富士宮から電車とバスを乗り継いで来た、という方もいて驚いた。
今回は開始1時間前から来る方もあり、20分前には申し込んだ方のほとんどが揃っていた。
マニアックにして熱心な質問や、時として新たな発見を示唆するような驚きのご意見もあり、自分としても刺激になることが多かった。
アンケートを見ると近隣の三島市、裾野市、伊豆の国市、富士市の方々。
高齢の方も多く、何人かはさまざまな交通機関を使って来られている。
ありがたいことです。
私の拙い解説は、取り上げる名曲名演に毎回助けられている。
終了は21時少し前。
Youtubeはキングズシンガースの歌う「今や5月の季節」
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コメント
いつも楽しく読ませていただいています。レコードコンサートのお客さんは市外の方が多いとのこと、ひょっとしてこちらのブログや沼響HPでの「〇〇を聴く」シリーズを読んでレコードコンサートに興味を持った人が少なくないのではありませんか?
投稿: ぶりちょふ | 2022年5月23日 (月) 06時28分
このレコードコンサートにいらっしゃる方々の大部分は年配の方が多くて、どちらかと言えばクラシック音楽を気楽に楽しもうとする初心者の方が多いです。
公の行事なので、私もプログラムは一般的な親しみやすい内容を心がけています。
初心者とはいえ鋭い質問にたじたじになることもあります。
時々凄い方が来る場合もあるので、油断ができません。
以前かつて藤原歌劇団のピアニストでマゼールと親しかったという女性が来ていてビックリしました。
ヴェルディを取り上げた時には日本ヴェルディ協会の理事の方が見えていて冷や汗をかきました。(^^;
投稿: 山本晴望 | 2022年5月23日 (月) 21時51分