ロートルPHILIPSの「LHH700」復帰
本日快晴。
GWも後半となり風は冷たい。
5月初旬らしい爽やかな一日。
馴染みのオーディオショップに修理に出していたPHILIPSのCDプレーヤーLHH700が返ってきた。
ちょうど16年前の同じころにトレイが動かなくなって修理に出している。
今回は再びトレイが動かなくなり、右側のチャンネルから音が出なくなってしまった。
LHH700はPHILIPS社創業100年を記念して1991年に発売された。
もう30年が経過して、おそらく多くの電子部品が劣化していると思う。
半ば諦めかけていたけれど修理を終えて使える状態で返ってきた。
もう部品もなく、代替えの部品を使ったとのこと。
オーディオショップのオーナーに感謝してLHH700を持ち上げるとずしりと重い。
創業100周年記念モデルでもあり、かなり贅沢な造り。
採算度外視で当時の技術と物量を惜しげもなく投入したのだと思う。
先日聴いたヘンデルの「メアリー2世のための戴冠ミサ」をかけてみた。
出てきたのは柔らかで品格のある音。
今のCDプレーヤーとは次元の異なる音だ。
音楽を聴く主流はアナログだけれど、CDについて今は主にSACDも聞けるMaranzの「SA-14S1」を使用している。
LHH700の音の解像度は「SA-14S1」に比べて落ちるけれども、音の風格とふわりとした浮遊感は独特の世界だ。
修理でいろいろリファインされてきたようで、以前よりも奥行きが出てきている。
30年選手のロートルだけれど未だに良い音を聴かせてくれる。
ガンバレ!
このLHH700のリモコンはMaranz「SA-14S1」でも使うことができた。
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