クレツキ、デンマーク放送響とのライヴ
6月に入り気温の高い日が続く。
オフィス近くのアジサイが咲き始め。
晴れのち曇り、上空に寒気が入り大気が不安定となり、夕方から雨が降り始めて夜から豪雨。
本日オフ。
母をディサービスに送り出した後にポコをトリミングに連れて行った。
ポコは最近抜け毛が多く小屋の周りに抜け毛が舞っている。
今年の梅は豊作。
放置しているうちに実が熟してボタボタと地面に落ち始めた。
昨年はこの時期に漬けた梅酒はちょうど今飲み頃。
未だ多量の在庫有り。
今年はどうしよう・・・・
梅シロップ、梅ジャム、梅干しなどなど。
夕方に梅を収穫して終わって畑のナスなどに水遣りをしていたら突然雨が降り始めた。
ポーランドの作曲家にして指揮者、パウル・クレツキのライヴを聴く。
自分が最初に買ったマーラーの「巨人」の演奏がクレツキ。
ワルター以来マーラーを取り上げることが少なかったウィーンフィルを豊麗に鳴らした名演だった。
フィナーレのカットが不可解だったけれど作曲家としてのクレツキの見識なのだろう。
今日はデンマーク放送響を振ったライヴ録音。
デンマークArte-Symfonia のLPで聴く。
① 「エグモント」序曲 :ベートーヴェン
② アルトラプソディ :ブラームス*
③ 牧神の午後への変奏曲 :ドビュッシー
④ ジークフリート牧歌 :ワーグナー
パウル・クレツキ(指揮)
デンマーク放送交響楽団、合唱団*
Else Brems (Ms.)*
録音:①5.Nov.1964 ②03.Dez.1953
③29.Nov.1970, ④14.01.1962
アルトラプソディはDANACORD からもCDが出ているようだ。
ドビュッシーはクレツキ唯一の録音。
ワーグナーはフィルハーモニア管と2種の録音がある。
1970年録音のドビュッシー以外はモノラルで、放送音源と思われるけれども録音状態はあまりよくない。
エアチェックかもしれない。
キリリと引き締まった造形と明晰な解釈、いずれも格調の高さが感じられる名演だ。
スタジオ録音では感じなかったけれど、ライヴだとクレツキ独特の孤高の厳しさがより一層顕著に感じられる。
デンマーク放送響独特の柔らかな音色は、かつて音楽監督だった偉大な指揮者フリッツ・ブッシュの薫陶によるもの。
同じ音色はドレスデン国立歌劇場管でも聴くことができる。
Youtubeはクレツキのマーラー、交響曲第4番第4楽章から
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