エルネスト・ブール、Hansslerのラヴェル
6月最終土曜日。
猛暑、梅雨が明けないまま暑さがやってきた。
本日植木職人が入り、汗だくになって生垣撤去の作業中。
生垣の向こうには農業用水がかなりの勢いで流れている。
大人が落ちても危険な流れなので塀とフェンスに替えることにした。
エルネスト・ブールのラヴェルを聴く。
Henslerから出ていたCDで前に聴いている。
近現代音楽に秀逸な演奏を残したフランスの指揮者エルネスト・ブール(1913-2001)。
凄い実力者だったのにさほど知られることがなく終わってしまった。
その中でラヴェルは世界初録音の歌劇「子供の魔法」をはじめとして、比較的まとまった量の録音を残している。
所有するブールの「子供と魔法」は米コロンビア盤だけれど、コクトーの手になる仏コロンビア盤は入手難で非常に高価。
ラヴェル:管弦楽作品集
①組曲『クープランの墓』
②歌曲集『シェエラザード』
③古風なメヌエット
④ツィガーヌ
⑤『ダフニスとクロエ』第1組曲&第2組曲
アーリン・オジェー(S)②
ピーナ・カルミレッリ(vn)④
エルネスト・ブール(指揮)
南西ドイツ放送交響楽団
録音:1974年①⑤ 1975年② 1977年③ 1967年④
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
録音年はバラけているけれど素晴らしい内容のプログラミング。
小さな編成の曲から順に大きな編成となり間奏曲的な意味合いに「古風なメヌエット」を配し両翼にソリストの入る曲というセンスの良さが光る。
どの曲も明晰な解釈に適度な甘さを含ませた見事なもの。
シェエラザードのアーリン・オジェーの可憐な歌声に心惹かれる。
イ・ムジチの何代目かのリーダーだったカルミレッリはイ・ムジチの来日時に実演を聴いた。
ヴィヴァルディの「四季」で感動的なソロを聴かせたのを覚えている。
Youtubeはエルネスト・ブールのラヴェル、「マ・メールロア」から終曲
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