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2022年7月 8日 (金)

ワルター、1937年のモーツァルトのレクイエム

曇りのち晴れ。

朝、散歩時のポコ。


Dsc03336

本日オフで畑の夏野菜を収穫。

昼食にしようとすると社会を震撼させる出来事が起きていた。

現職政治家しかも首相経験者の暗殺。

まるで昭和の初めの暗黒時代に逆行したかのようだ。

 

嫌な時代になってきた。

 

昨晩は年に1回の沼響定時総会。

場所は市民文化センター会議室。

仕事が長引き途中からの参加。

 

内容は会計報告や新役員の選出など・・・・・

 

定期演奏会も来年は39回目となり、沼響も創立40年を迎える。

創立時のメンバーが自分一人となってしまってから久しい。

徐々に世代交代が進んでいるのを実感。

 

これから自分はいつまで続けることができるやら・・・

 

 

 

ブルーノ・ワルターの演奏でモーツァルトのレクイエム。

 

何種かあるワルターのモツレクのうちウィーンフィルとの1937年のパリ,万国博覧会でのライヴ。
ワルターがウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場合唱団を率いて行なった演奏会のライヴ録音。

EMIへの正式録音だったが、ワルターが発売を禁じていたので世に出たのは1986年。

イギリスEMIがreferennsシリーズのLPで初めて出した。

 

自分の手持ちはイタリア盤CD


400x400cc

モーツァルト レクィエム ニ短調 K.626

 ブルーノ・ワルター (指揮)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン国立歌劇場合唱団

 エリザベート・シューマン(S)
 ケルスティン・トルボルク(Ms)
 アントン・デルモータ(T)
 アレクサンダー・キプニス(Bs)

         録音 1937年6月29日 パリ,シャンゼリゼ劇場 ライヴ

 

1930年代のヨーロッパは、ナチスによるユダヤ人迫害が本格的になり、ワルターは1933年にドイツからオーストリアに移住している。

1938年にはオーストリアはドイツに併合され、翌年にワルターはスイスに移りフランス国籍を得るがまもなくアメリカへ渡ることになる。

 

この演奏では何よりも豪華な歌手陣が魅力。

初出当時はかなりセンセーショナルに取り上げられていたように記憶している。

今聴いてみるとワルターの何種かあるモツレクの中ではさほど良いとは思わなかった。

 

暗い時代を感じさせるような重々しくも暗い演奏。

ライヴとはいえワルターも精神的にかなり不安定だったのではなかろうか、オケの統率に乱れもあり、ワルターが発売を指し止めていたのもわかる。

だが独唱陣はさすがに素晴らしい。

 

復刻にも問題がありそうだ。

このCDで聴くとウィーンフィルにしてはピッチが低いような気がする。

そのことが暗くドロドロとした雰囲気を助長している。

 

Youtubeはモーツァルトのレクイエム、ガーディナーの指揮

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