シモーネとランパルのヴィヴァルディ「海の嵐」
朝、外が明るくなって目が覚めた。
時計を見ると午前4時50分。
寝たのが1時過ぎだったので2度寝をしようと思ったけれど眠れない。
結局そのまま起きて出勤。
通勤途中の市民文化センターには盛大な蝉しぐれ。
今日も暑くなりそうだ。
そして隣接地に建設中の沼津市総合体育館。
クレーン車が小さく見えるほどの巨大な建物だ。
来年沼津市は市制100周年となるのでその記念事業。
ちなみに市民文化センターは市制60周年。
市街地中心部にある市立図書館は市制70年の記念事業。
延べ床面積1万平米を超える県内最大のマンモス図書館。
今日もシモーネのヴィヴァルディ。
フルートのランパルやオーボエのピエルロら、フランスの名手を集めた協奏曲集。「海の嵐」「夜」など。
エラート原盤の日本コロンビアの廉価盤LPで、自分が初めてシモーネの演奏に接した盤。
番号はRE-1071RE
・フルート、オーボエ、バスーンのための協奏曲ヘ長調「海の嵐」op10-1,P261
・2つのオーボエのための協奏曲イ長調P53
・オーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調P406
・フルート、バスーンのための協奏曲ト短調「夜」op10-2,P342
・弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ短調P422
・フルート、オーボエ、2つのヴァイオリンのための協奏曲ハ長調P81
ジャン・ピエール・ランパル(fl)
ピエール・ピエルロ(ob)
ベナッツィ(fg)
ピエロ・トーゾ(vn)
クラウディオ・シモーネ(指揮)
ヴェネチア合奏団
なおこのLPの表記ではピエロ・トーゾがファゴット奏者となっている。
明かな誤植。
レコードジャケットの中に、1978年11月3日の購入メモが入っていた。
四畳半の下宿の一室に置いた貧弱なオーディオ装置で聴いていた学生時代。
このころは1枚1枚のレコードを大切に聴いていた。
そのときの空気がよみがえってくる。
演奏は自由闊達に天を駆けるような爽快なヴィヴァルディ。
低音弦楽器にピタリと付けるファゴットの響きが楽しい。
そして若き日のランパルとピエルロのなんとも見事なソロ。
協奏曲「夜」のアダージョでは、ランパルの トリルの1音1音が弦楽器の音の移り変わりに見事にシンクロしている。
今は再生環境が劇的に変わり、それまで聞こえなかった音が適正なバランスで響いている。
こんなに良い演奏だったとは・・・・
大きな発見だった。
Youtubeはシーモネ指揮の「海の嵐」、フルートはゴールウェイ。ランパル盤と比べると随分枯れています。
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