デ・ブルゴスの三角帽子
台風は熱帯低気圧に変わり本日晴天。
この暑さでマスクをするのが苦痛になってきた。
感染者は再び増加。
第7波の到来なんだろうか。
コロナ禍で未だ宴会はできず、職場の暑気払いの代わりに本日昼食会。
沼津港真鯛の真鯛弁当。
今日もまた「三角帽子」
フリュベック・デ・ブルゴスによる全曲盤。
・ バレエ音楽 「三角帽子」全曲
ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
録音 :1963年 ロンドン
録音時期はホルダとベンツィほぼ同じ頃。
デ・ブルゴスは以前スペイン国立菅の来日公演を聴いている。
ラローチャをソリストとして、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番にメインは「春の祭典」だった。
会場はサントリーホール。
この時指揮者正面のP席だったのでデ・ブルゴスの指揮ぶりがよくわかり、あたかもデ・ブルゴスの指揮で演奏しているような気分になっていた。
「春の祭典」冒頭のファゴットソロで指揮棒が下りてもしばらく音が出ず会場が固まってドキドキしたのも懐かしい思い出だ。
演奏は白熱したもので、この時アンコールにお国もののファリャやグラナドス、そしてサラスエラの舞曲などたくさん演奏してくれた。
この「三角帽子」の録音は、スペイン情緒たっぷりでありながらも普遍的な風格も感じられる名演。
オケが鳴りきっている中で各楽器のバランスも非常に良い。
こうやって同じ曲を3者で比べると、指揮者としての芸格の違いは明らか。
それにしても当時40歳の名歌手ロス・アンヘレスの声が実に若々しい。
手拍子の響きは明るく軽めでこちらはホルダの方が良い。
後から編集して付けたような不自然さが感じられる。
Youtubeはバレエ「三角帽子」全曲、2013年プロムス
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