ロベルト・ベンツィの三角帽子
曇りのち雨。
台風が西から接近中。
梅雨は明けたけれど今週は連日雨の予報。
日曜はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」スペシャルトークショーに行っていた。
場所は沼津市民文化センター。
出演は沼津ゆかりの阿野全成役の新納慎也さんにその妻、阿波局役の宮澤エマさんのお二人。
撮影時のエピソードやふたりの役に賭ける思い、残念ながら放送時にカットされてしまった貴重なシーンの数々の内容などの興味深い話の数々。
それにしてもこの二人の登場シーンは本編とは外れたシーンが多いため、オンエア時にはかなりカットされてしまっているんだそう。
冨士の巻き狩りの回の時、実際には全成と範頼との間で兄弟愛を感じさせる重要なシーンもあったとのこと。
カットシーンを含めてディレクダーズカットで後日放送していただきたいもの。
今日も「三角帽子」。
フランスの指揮者、ロベルト・ベンツィ指揮の演奏で聴く
日本フォノグラムから出ていた廉価盤LPで、こちらは二つの組曲版。
声楽は入っていない。
70年代初頭の千円盤時代に「三角帽子」の全曲盤は日本コロンビアから出ていたエンリケ・ホルダ指揮のEVEREST盤くらいしかなかった。
その後東芝のセラフィムシリーズのデ・ブルゴス盤が登場。
デ・ブルゴスの録音も第1期のシリーズでは第2組曲の部分のみだったのが、緑の共通ジャケトの新シリーズになってからは全曲録音に入れ替わった。
声楽入りの全曲の廉価盤は結局この2枚だけで、組曲版は日本フォノグラムのフィリップス系のロベルト・ベンツィとマゼールのグラモフォン盤かなり後になって出た。
・バレエ「三角帽子」第1、第2組曲
・組曲「恋は魔術師」
ロベルト・ベンツィ
パリ・オペラ座管弦楽団
録音 1964年
11歳で指揮デビューのロベルト・ベンツィはそのまま伸び悩んでしまったようだけれど、NAXOSへのフランクやForlanuへのデュカスなど、なかなか味のある演奏を残している。
来日時にも「三角帽子」をプログラムに入れている。
この演奏は水彩画を見るような淡白で上品なファリャだった。
まさにおフランスのローカル色豊かなカラフルな響きのオケ。
良く歌わせていてこの手の演奏は嫌いではないけれど、全体の印象としては影が薄い。
こちらは7年前の自分の感想。
Youtubeは「三角帽子」、オロスコ=エストラーダ指揮hr響
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