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2022年7月10日 (日)

本日の練習アンサンブル大会に向けて、コープランドの「市民のためのファンファーレ」

雨のち曇り。湿度が高く夜寝苦しい。

夕刻、雲の合間の富士山が今日は大きく見える。


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本日参議院選挙。

 

 

今月半ばに沼響恒例の団内アンサンブル大会があり、昨晩はブラスセクションの練習。

練習開始の午後8時前に文化センターに行くと大ホールからゾロゾロと人が出てきた。

ちょうど小椋佳のコンサートがあり終わったところらしい。

 

ずいぶんと終演が早いなと思ってポスターを見たら5時開演。

出てくる人たちの平均年齢はかなり高かった。

 

今回のアンサンブルの曲はコープランドの名作、「市民のためのファンファーレ」。

ブラス11人に打楽器という標準編成の版を使用。

場所は市民文化センター地下のリハーサル室。


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ここはかつての沼響の日常の練習場所。

狭いうえに天井も低いので最近はパートやセクション練習以外はほとんど使っていない。

 

そんな中でブラス鳴りっぱなしのコープランドの曲。

最初のドラの音で狭い部屋の中が音で飽和状態。

 

短いながらキツイ曲なので30分ほどで練習を切り上げた。

 

この「市民のためのファンファーレは、イギリスの指揮者ユージン・グーセンスがシンシナティ交響楽団の音楽監督時代に、アメリカの18人の作曲家たちにファンファーレの作曲を依頼したときに生み出された。

 

今日はホルヘ・メスター指揮ロンドンフィルの演奏でコープランドを含むいくつかのファンファーレを聴く。

日本フォノグラムから出ていたLP2枚組でオリジナルは米Varese Sarabande。

近現代の作曲家たちによる20曲のファンファーレを集めている。


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・Fanfare For The Common Man
・Ceremonial Fanfare
・Inaugural Fanfare
             Composed By – Aaron Copland
・Chorale And Fanfare
・Fanfare For The Signal Corps
             Composed By – Howard Hanson
・Fanfare For The Forces
             Composed By – Roy Harris
・Fanfare For The Latin Allies
             Composed By – Henry Cowell
・Fanfare For Airmen
             Composed By – Johan Wagenaar
・Fanfare For Freedom
・Columbian Fanfares
             Composed By – Morton Gould
・Fanfare For Russia
             Composed By – Deems Taylor
・Fanfare For JFK
・Anniversary Fanfare
・Shivaree
             Composed By – Leonard Bernstein
・Fanfare For The Medical Corps
             Composed By – Anis Fuleihan
・Fanfare For France
             Composed By – Virgil Thomson
・Ceremonial Fanfare
・Fanfare For The Fighting French
             Composed By – Walter Piston
・Fanfare For Paratroopers
             Composed By – Paul Creston
・Fanfare For The Merchant Marine
             Composed By – Sir Eugene Goossens

Jorge Mester
The London Philharmonic Orchestra

録音 St. John's Church, Smith Square, London on December 19 & 20, 1980.

 

指揮者のグーセンスの作品を含むコープランドやバーンスタインのほか、モートン・グールド、ハワード・ハンソン、ロイ・ハリス、ワルター・ピストンなど20世紀後半を代表するアメリカの作曲家たちの作品が並ぶ。

この中の何曲かはグーセンスが委嘱したファンファーレが含まれているのだろう。

 

正直なところこの種の曲は、指揮者の解釈よりも奏者がある一定の水準を満たしていればそれなりの音で鳴る。

この演奏、録音が良いので非常に聴き映えがする。

 

Youtubeはアンドリュー・デーヴィス指揮BBC響の「市民のためのファンファーレ」

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