曇りのち晴れ。
8月最初の日曜日。
高温多湿の毎日で庭も畑も雑草だらけ。
きりがないので取るのも億劫になってきた。
金曜は夜半から雨が降り出して、窓から入る風の涼しさに夜中に目が覚めた。
土曜の午前中は傘をささずに歩ける程度の小雨で比較的涼しい1日。
ポコの散歩ついでに畑のオクラとモロヘイヤを採ったりしたら、虫に刺されて痒くなった。
半袖半ズボンがまずかったか。
「スターウォーズ」の作曲で有名なジョン・ウイリアムズ指揮のCDアルバムを聴く。
ソニークラシカルから出ていたCDで、J.ウィリアムズの作品を中心に武満徹、ホヴァネス、ピツカーの作品。
『The Five Sacred Trees』
・ファイヴ・セイクリッド・トゥリーズ :J.ウィリアムズ*
・トゥリー・ライン(並木) :武満徹
・交響曲第2番「神秘の山」 :ホヴァネス
・オールド・アンド・ロスト・リヴァーズ:ピツカー
ジューディス・ルクレア(ファゴット)*
ジョン・ウイリアムズ(指揮)
ロンドン交響楽団
録音:1996年
いずれも複数の木や山そして川など、自然と人間とのかかわりをテーマとした作品。
J.ウイリアムズの作品はニューヨークフィルハーモニック創立150周年記念の依嘱作品でファゴット協奏曲。
このジャンルでは定着したレパートリーとなっているようで、他にいくつかのCDが出ている。
ホヴァネスの作品も比較的知られた作品で、フリッツ・ライナーなど往年の名指揮者の録音がある。
ファイヴ・セイクリッドツリーズ(5つの聖なる木)は、ケルトの神話で語られている5つの聖木を描いている幻想的な作品。
ジョン・ウイリアムズらしいシリアスな中に、どこか親しみやすさも感じさせるテイスト。
ホヴァネス(1911-2000)はこの時代の作曲家としては保守的な作風。
エキゾティシズムが前面に出過ぎて、このアルバムの中では異質な古臭さを感じさせる。
トビアス・ピツカ(Tobias Picker 1954~)もアメリカの作曲家。
「Old and Lost Rivers(古い河と消えた河)」はヒューストン交響楽団からの委嘱作品で1986年の作曲。
演奏時間5分に満たない短い曲ながら、3管編成に6本のホルンにハープも加わる大きな編成の曲。
大きな編成とはいえオケを雄大に鳴らすわけではなく、厚い響きの中で静かに深い郷愁を感じさせるような美しい作品。
作品の質としてこの4曲の中では、武満作品が一番良いと思う。
「トウリー・ライン」は武満徹の仕事場だった浅間山近くにあったアカシアの木立を描いている。
ドビュッシーをもっと厳しくモダンにした感じで、未来への広がりを感じさせる素晴らしい音楽だ。
Youtubeはピツカの「Old and Lost Rivers」。初演者のエッシェンバッハ指揮ヒューストン交響楽団の演奏
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