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2022年10月26日 (水)

浦川宣也のモーツァルト

本日快晴、朝は冷えたけれど日中は気温上昇、最高気温は22度。

昨日は12月なみの最高気温13度。

今日はストーブを出し、灯油を近くのホームセンターに買いに行くと18ℓ2缶で3,960円。

高くなったなぁ・・・

ついでに壊れてしまった電動ポンプ980円。

午前中母の介護用品の世話をしてくれているKさんが来訪。

その後畑でオクラとピーマンを収穫。


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収穫を待つサツマイモ、ここ数年失敗しているので今年の出来が気になるところ。

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浦川宣也のモーツァルト。

カイルベルト時代のバンベルク響のコンマスだった浦川宜也のモーツァルトを聴く。

Fontecから出ていたCD4枚組。

疑作とされている第6番第7番や、いくつかの断章や協奏交響曲など、モーツァルトによって書かれたヴァイオリンとオーケストラのための作品のほぼすべての作品を収録。


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モーツァルト:
CD1
ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211
ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
CD2
ヴァイオリンと協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」 K.219
ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
CD3
ヴァイオリン協奏曲 第6番 変ホ長調 K.268
ヴァイオリン協奏曲 第7番 ニ長調 K.271a
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K.269
CD4
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K.190
ヴァイオリン、ヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373

  浦川宜也(ヴァイオリン)
  エヴァルト・ダネル(ヴァイオリン)、ミラン・テレツキー(ヴィオラ)
  林千尋(指揮)、スロヴァキア国立放送交響楽団ブラチスラバ

    【録音】1992年12月8-19日 スロヴァキア国立放送局ホール

浦川のモーツァルトにはヴァイオリンソナタ全集もある。

最初の第1番から聴き始めたときは、音楽の流れが、時々立ち止まるかのような違和感があった。

技巧的に危ういというのではなく、浦川の渋い音楽造りに馴染めなかったのだと思う。

聴き慣れた第3番あたりからは気にならなくなってきた。

 

中では偽作とされる6番と7番の2つの協奏曲を面白く聞いた。

この2曲は同じ偽作でも、この2曲はかつて第8番とも呼ばれた「アデライーデ」とは一線を画する佳品だ。

 

第6番にはティボーの絶対的とも言える名演があり、この浦川のCDの解説にも第6番を取り上げた理由として書かれている。

実際聴いてみると、伴奏オケのホルンの扱いなどがモーツァルトの時代ではなくよりロマン的な響きの厚さを感じさせる。

メロディのティストもモーツァルトさはあまり感じられない。

 

第7番に関しては、もともとオリジナルがモーツァルトの作品であったのが、後世の人が19世紀風のスタイルに書き換えてしまったとの説もあるようだ。

 

いずれの曲にも浦川の曲への愛情が感じられ心地よい安息感を聞き手に与える。

 

渋く落ち着いたモーツァルト。

じっくり何度でも聴きなおしたい味わい深い名演の数々だ。

 

Youtubeは矢代秋雄の「ヴァイオリンのためのセレナーデ」、浦川宣也のヴァイオリン。

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