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2022年10月18日 (火)

パイヤールの「王宮の花火の音楽」

曇り時々雨。

気温の寒暖差が大きく、今週後半は大きく気温が下がる予報。

出勤途中に見たたわわに実った柿。


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秋は実りの季節

娘と孫が帰ってしまってまた家の中が寂しくなった。

1歳半の孫が知らぬうちにパソコンのUSBメモリを外して、どこかに持って行ってしまった。

トホホ・・・

 

まだまだ続く「王宮の花火の音楽」管楽合奏版。

フランスの指揮者パイヤールで聴く。
手持ちはエラート原盤、日本ビクターから出ていたLP.

ジャケットには1979年6日12日購入のメモが入っている。

 

今から40年以上前の自分が学生だった頃、日本ビクターから発売されたエラートのシリーズで、この時千円の価格で20枚ほどが発売された。
いずれも定評のあった名盤ばかり。

発売直後にこの「王宮の花火の音楽」とヘンデルのハープ協奏曲、ランスロの吹くモーツァルトとブラームスのクラリネット五重奏曲、モニク・アースの弾くドビュッシーなど4枚ほどを購入し、アパートの1室の貧弱なオーディオ装置で聴いていた。

そのころはとにかく聴ければよいと思っていたので、学生協で一番安いアナログプレーヤーとアンプを贖い、スピーカーは家にあったTRIOの4チャンネルステレオ装置の小さなリアスピーカー2本を持ち込んでいた。

 

そんなことを思い出していた。

 

今は再生環境が一変している。


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・組曲「王宮の花火の音楽」(原典版)*
・トランペット協奏曲 ニ長調**
・オーボエ協奏曲  変ロ長調***   :以上ヘンデル

 モーリス・アンドレ(トランペット)**
 ジャック・シャンボン(オーボエ)***
 ジャン・フランソア・パイヤール(指揮)
 管楽アンサンブル*
 パイヤール室内管弦楽団

   録音 1961年

マッケラスとほぼ同時期の録音。

カップリングはヘンデルのトランペット協奏曲ニ長調とオーボエ協奏曲。

協奏曲のソリストはトランペットのアンドレとオーボエのジャック・シャンボン

この2曲の協奏曲は、ヘンデルのいろいろな作品からピックアップして協奏曲の体裁を整えたもの。

 

トランペット協奏曲の第1楽章は「水上の音楽」の序曲にトランペットソロパートを加えたものだし、残りの2つの楽章もヘンデルの他の作品からの借用。
解説には書かれていないけれども第2楽章がどこかで聞いたことがある。

オーボエ協奏曲も同じようなもの。
実際聴いてみると2つのヴァイオリンとオーボエとのトリプルコンチェルトのような曲だ。
このような旧作の使い回しは当時普通におこなわれていた。

ただこの2曲はヘンデル自身が編んだのかどうかも定かでない。

 

「王宮の花火の音楽」は管楽合奏版。

同じモダン楽器の管楽版でもサヴァリッシュの演奏とはかなり印象が異なる。

フランスの明るいダブルリード属の音はよりピリオド系の音色に近いように感じられる。

編成もサヴァリッシュ版よりも大きいようだ。

 

外盤に記載されているメンバー表では

Oboe
– Emile Mayousse , Fernand Eche , Jacques Chambon , Vaillant, Jean Dupin ,
Maurice Bourgues, Paul Taillefer , Pierre Pierlot, Rene Heurtefeux , René Thuillier Robert Toffart

Bassoon
– Amaury Wallez, Jean Louchez , Michek Eck , Paul Hongne , Raymond Droulez,
Serge Berdie
Contrabassoon – Michael Delage

Trumpet
– Jacques Mas , Lucien Akoka, Lucien Picavais , Marcel Lagorce , Maurice André
Pierre Pollin

Horn
– Daniel Dubar, Georges Barboteu , Gilbert Coursier , Paul Bernard, Pierre Dumont Xavier Delwarde

Timpani
– Jacques Rémy
Drums
– Jacques Delecluse , Jean-Pierre Jacquillat, Pierre Berlioz , Rene Hanicot

tp6, hrn6, ob11, fg6, コントラfg1, timp1, 太鼓4

 

オーボエのピエール・ピエルロ、ジャンク・シャンボン、トランペットのモーリス・アンドレ、ホルンのジュルジュ・バルボトウ、ダニエル・デュバルら、名だたるフランス系の名手が参加している。

親しき仲間たちが集ってガヤガヤ演奏しているようなにぎやかな雰囲気が楽しい。

 

サヴァリッシュのスクエアできっちり室内楽風の演奏とは対照的だ。

1963年フランスディスク大賞盤

録音はいささか古くなった。

Youtubeはリチャード・エガー指揮hr響の「王宮の花火の音楽」

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