エドウィン・フィッシャーのシューベルトのことなど
立冬過ぎても今日は暖か。
午前中は役所の方が来て母の介護認定の審査だった。
母はこのような時になると元気になって饒舌。
昨日は仕事、オフィスを出て帰宅途中に空を見あげると皆既月食。
442年ぶりの天王星食と同時進行という歴史的な夜。
スマホで撮影したけれど。
こんなもんだろう。
先週金曜日の夜は市民文化センターでクラシックレコードコンサートの解説だった。
前回の「ウィーンで活躍した古典派の作曲家たち」の続編としてシューベルト、そして没年が1年違いのベートーヴェンから年末には一足早い第九を取り上げた。
始まる前に新聞社の取材が入り結局インタビューが長引き夕食を取れずに本番に突入。
今回も終ったあとに来場者の方々から熱心な質問をいただいた。
使用譜の版の問題などかなりマニアックな内容。
最初にエドウィン・フィッシャーのピアノで、シューベルトの「楽興の時第3番」を取り上げたけれど、端正な中にも柔らかな余韻があって今更ながら偉大なピアニストであることを実感する。
Youtubeはホロヴィッツの弾く「楽興の時第3番」
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コメント
エドウィンフィッシャーの名前はかつてシュヴァルツコップのシューベルト歌曲の伴奏をしていたので初めて知りました。その後内田光子さんの音楽対談の記事などを通じ、フルトヴェングラーとのブラームス二番のライヴなどを聴き、認識を新たにしました。モーツァルト、ベートーヴェン、バッハなどどれを聴いても心を洗われる思いがします。貧しい録音でも最大の感動を与えてくれるピアニストの一人です。
投稿: カラスの息子 | 2022年12月 3日 (土) 14時15分
エドウィン・フィッシャーの音楽は、ストイックでいて孤高の厳しさを感じさせるところがあって、聴いていて襟を正したくなるような演奏の数々はドイツ正統派のピアニストだと思います。
投稿: 山本晴望 | 2022年12月 4日 (日) 21時14分