モーツァルト父子の曲をネヴィル・マリナーで聴く
12月。晴れのち曇り。
土曜の夕刻,狩野川からの富士山。
冬の姿になりました。
今日は親戚の法事があり、昨日から二人の娘夫婦が我が家に宿泊。
昨晩は若い婿殿二人とスコッチウィスキー3種を飲み比べながらの楽しい時間。
その横をカタコトの言葉を発し始めた孫が走り回っている。
今日は法事の終了後、佐野美術館敷地内の「せせらぎ亭」で和風懐石。
食事の後は三島大社に皆で参拝。
娘達は夕方には帰っていった・・・・
祭のあとのような寂しさの中、夕食は家内と二人。
昭和初期のマッチ箱のコレクションが身内の家に伝わっている。
その数およそ千枚ほど。
美しく3冊のアルバムに整理されて状態も非常に良い。
とても90年以上の年月を経たとは思えない鮮やかさだ。
ほぼ全国を網羅しているけれど、地元沼津のカフェや料理屋、映画館などのマッチ箱が多数含まれているのが貴重。
昨日懇意にしている市内の歴史研究団体の役員さん達に見せたら一同大興奮。
役員さん達はいずれも数十年歴史を研究してきた手練れの郷土史家の人々。
このまま埋もれてしまうのも惜しいので、なんらかの形で紹介したいと思う。
今日はマリナーのモーツァルトそのほか。
手持ちは阿蘭陀フィリップスのLP.
同じ内容のCDも出ていた。
1.セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
2.アダージョとフーガ ハ短調K.546
3.カノンとジーグ :モーツァルト
4.カッサシオント長調 :レオポルド・モーツァルト
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ
録音1984年1月、11月 ロンドン
パッヘルベルはカノンの中間部にジーグを配した個性的なもの。
レオポルド・モーツァルトの曲は、中間部のいくつかの楽章がいわゆる「おもちゃの交響曲」と同じ曲になっていて、かつて「おもちゃの交響曲」の作曲者がレオポルド・モーツァルトとされた根拠となった曲。
今ではこの曲はオーストリア、チロル地方の作曲家エドムンド・アンゲラーの作ということで落ち着いている。
キリリと引き締まったアンサンブルに格調高く歌い上げていて、いわゆる「おもちゃの交響曲」も聴いていて気持ちが良い。
ウィンドマシンらしきものの音が聞こえたり、カッコウの音が調子っぱずれなのがなんとも剽軽だ。
録音も美しく遊び心の中に最上のモーツァルトを聴くことができる。
4年前にもこの盤は聴いていた。
Youtubeはこのマリナーの演奏で「カッサシオン」第3楽章
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