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2022年12月 9日 (金)

デルヴォー、ハイドシェックのモーツァルト

今夜は今年最期の満月。


晴れた日々、朝夕の寒さはさほど厳しくなくて日中は過ごしやすい。

一昨日の昼食は創業98年の「川う」の天丼テイクアウトを職場の皆と。


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もともとなんでもありの小料理屋で、宴会などでもお世話になっていた。

数年前に天丼専門店にシフト。

大きなエビ天が4本も入っていた。

 

昨日オフで午前中床屋に行き、その足で午後からは仕事関係のセミナー。

セミリタイアの身でいまさらの感もあったけれど、個人的に興味のある分野なので現役の職員と一緒に気楽な気持ちで末席にて拝聴。

主催者の一人は旧知の仲。

終了後そのままコロナワクチン5回目の接種。


今回はいきつけのクリニックでファイザー社製のワクチン。

4回目の時は集団接種会場でモデルナだった。

この時は強烈な副反応に苦しんだ。

 

一夜明けて多少の微熱と体のだるさはあるけれど、さほど辛くはない。

夜のオケの練習は降り番のため欠席。

 

フランスのピアニスト、エリック・ハイドシェックの来日ライヴから。
N響とのライヴを聴く。

N響85周年記念CDとして発売されたCD2枚もの。

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CD1
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491
・ヘンデル:ハープシコード組曲第7番ト短調 HWV.432~パッサカリア
・サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 Op.78『オルガン付き』

 エリック・ハイドシェック(ピアノ)
 アンドレ・イゾワール(オルガン)
 NHK交響楽団
 ピエール・デルヴォー(指揮)

   録音:1978年11月8日、11月15日 東京、NHKホール
 
もう一枚は11月17日のオールフランスもののライヴ。

CD2
・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
・ドビュッシー:夜想曲より『雲』、『祭』
・デュカス:交響詩『魔法使いの弟子』
・ラヴェル:道化師の朝の歌
・ラヴェル:ボレロ

 NHK交響楽団
 ピエール・デルヴォー(指揮)

   録音:1978年11月17日 東京、NHKホール
 
 この一連の演奏はFMでリアルタイムで聴いている。

 

聴いているうちに学生時代の下宿の一室の天井の模様を思い出した。

賄い付きの家族的な下宿でおじさんは超大物歌手の伯父。

もう鬼籍に入っているだろうな。

google earthでその場所を検索してみたら空き地になっていた。

 

この時ラジカセで録音したエアチェックテープは今でも持っている。
ハイドシェック編のヘンデルが良くて何度も繰り返し聴いていた。

40年以上の歳月を経てこの演奏がCDで出た。

 

フランス革命を彷彿させる、力強い意思の力を感じさせるコンチェルトの長大なカデンツァはハイドシェック自身のもの。
幻想的で悲劇的なティストも感じられるモーツァルト。

繊細でなよっとした青白き秀才の雰囲気のEMIへの若き日のスタジオ録音とは別人のようだ。


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学生時代のエアチェックテープはモーツァルトとヘンデルのみでサン・サーンスは残していない。

このCDを聴いていてその理由を思い出した。

他の曲はオケの音色に変化が乏しく、デルヴォーの指揮もスタジオ録音に比べると精彩を欠く。

デルヴォーが録音を残さなかったサン・サーンスの交響曲第3番も期待外れの出来。

 

Youtubeはハイドシェックのヘンデル

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