今年最初の音盤購入は超巨大編成のブライアンの交響曲第1番「ゴシック」
晴れのち曇り。
1月も今日で終わり、寒さが多少緩んできた。
今年最初の音盤購入。
木曜に娘のところへ寄った帰りにお茶の水ディスクユニオンへ。
もう購入は控えようと思ったのは数日前。
とはいえ東京に出ると自然と足はそちらへ。
お茶の水のディスクユニオンは先月寄ったばかりなので他の店も考えたけれど高田馬場の「タイム」は平成末期に閉店してしまい渋谷レコファンも今はない。
神保町界隈も頭をよぎったけれど東京駅までのアクセスを考えて再びお茶の水へ。
店内に入りいつもながらLP300円コーナーから始まって、順に500円以下そして新入荷コーナーへ時間の許す限りの回遊。
ひと月前にも同じ場所を見ているけれどかなり入れ替わっていた。
回転が速いのだろう。
前回はミャスコフスキーなどロシア系管弦楽曲が多かったけれど、今回はマイナーな作曲家の交響曲などが目立っていた。
最初にフェドセーエフのグラズノフの交響曲全集セットを格安で発見。
けれども重いのでパス。
かつて沼津にあったロック中心の中古レコード店にこの全集が置いてあって、1万5千円という法外な値が付いていた。
その店はほどなく消滅した。
いろいろ眺めて小一時間。
全盛期にはLPサイズの特製リュックを持参して、両手を含めて数十枚をお持ち帰りしたこともあったけれど、さすがに今はその気力はない。
結局持ち帰りは十数枚。
店に入ると最初にトライしたエサ箱に良いものがあると、だいたい良い出物有り。
最初の箱から取り上げたのはポーランドの初代大統領パデレフスキの交響曲ロ短調「ポーランド」。MUZA盤300円。
偉大なピアニストであったパデレフスキは作曲家としてもいくつかの曲を残している。
ピアノ曲「メヌエット」はパデレフスキのメヌエットとして有名。
交響曲のような大作となると果たしてどうか。
タイトルからしてさぞや愛国的な作品なのだろう。
アメリカの作曲家ロバート・ラッセル・ベネットの交響曲第1番。
比較的軽い曲が多いベネット。
ガーシュインの歌劇「ポーギとベス」のベネットによる組曲編曲版は好きな曲だし、
「サウンド・オブ・ミュージック」と「マイフェレディ」も良いアレンジだった。
生涯に32曲の交響曲を残したイギリスの作曲家ブライアンの長大にして超巨大編成の交響曲第1番「ゴシック」の初演者ボールトによるLP2枚組。
実に8管編成の巨大オケに加えて児童合唱、合唱を加えて800人の演奏者を必要とする曲。
ボールトの録音はTESTAMENTからCDでも出ている。
このLPはARIESという正体不明のレーベルによるもの。
おそらく海賊盤。
マルティヌーの交響曲、第3、4,5番をノイマン指揮チェコフィルのスプラフォン盤2枚組。
これSQ4チャンネル盤だった。
同じメンバーの2番と4番は先月同じ場所でゲット済。
ストコフスキー指揮デンマーク放送響によるニールセンの交響曲第2番。
デンマークPOCO盤。
同じくニールセンで合唱曲。「愛の賛歌」と「眠り」
ハイドンの名演で知られるウェルディケの指揮。英EMI盤。
オケはストコフスキー盤と同じデンマーク放送響。
ストコフスキー時代のフィラデルフィア管の首席フルート奏者だったウイリアム・キンケイドでヒンデミット、キャプレ、サン・サーンスなどの作品。
米コロンビア盤。
アメリカの作曲家モートン・グールドの自作自演。
バレエ「フォールリバーの伝説」。米RCA盤。
ラインスドルフ指揮ボストン響のブラームス、「ドイツレクイエム」米RCA2枚組LP.
ここではミルンズの歌で「4つの厳粛な歌」も併録。
ここではラインスドルフ自身のピアノ演奏を聞くことができる。
ラインスドルフは無名時代にワルターやトスカニーニの助手としてオペラでの練習ピアノを弾いていた。
南西ドイツ放送局の自主制作レコードでエルネスト・ブール指揮の「ピーターと狼」。
ジャケットを見ただけですぐにわかる米ノンサンチ盤。
ベートーヴェンの管楽六重奏曲。ホルンのバルボトゥーほかのフランスの管楽器奏者たちによるもの。
ホルン系ではベートーヴェン、ハイドン、モーツァルトの作品を集めたSAGA盤LP.
タイトルは狩猟ホルンと弦楽のための音楽。
演奏はマンハイムアンサンブルとあるけれどもメンバーのクレジットはない。
手塚治虫の名作「火の鳥」の映画音樂。
作曲者のミッシェル・ルグラン指揮ロンドン響の組曲版。
これは「題名のない音楽会」で作曲家の服部隆之氏が紹介していたレコード。
フランスのピアニスト、ベルナール・ポミエのドビュッシーピアノ曲集。
手持ちは来日時の軽い曲ばかりを集めたアルバムとシューマンのピアノ曲集。
そして師サンカンとのモーツァルトの2代のためのピアノ協奏曲集など。
個性的で面白いピアニストの印象あり。
R.シュトラウスの甥にしてウィーン国立歌劇場の首席指揮者だったルドルフ・モラルト指揮ウィーン響のワーグナー管弦楽曲集。
フォンタナ盤LP.
ドイツ・オーストリアの地方オペラハウスでキャリアを積み上げていったモラルト。
手持ちにはほぼ同時期のモ-ツァルト歌劇序曲集があるけれども、このワーグナーではどのような演奏を聴かせるのだろうか。
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