あけましておめでとうございます。ピヒト=アクセンフェルトのブラームス
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
156年前の慶応二年、高祖父が書いた「家内安全、子孫繁栄」の願文。
時は江戸から明治へ変わる激動の時代。
今世界は大きな変化の中にあるけれど、今年が良い年になることを願いつつ神棚から取りだしてみた。
元日はいつものように弟や娘達を交えて昼食、そして墓参り。
夜は妻の実家へ娘夫婦を連れて会食。
90を超える岳父は未だに矍鑠たるもの。
婿殿は翌日仕事で帰るので、岳父の酒の相手はもっぱら自分。
年末から天気が良くて今日は孫を連れて近くの牛臥山公園へ行っていた。
このあたり一体は近くに今は記念公園となっている沼津御用邸があり、明治初期には大山巌を初めとする維新の元勲達の別荘が建ち並んでいた。
今は公園として整備されている。
天気も良くてピクニックの家族連れ、犬の散歩をする人、キャッチボールする親子、フルートを吹く人など多くの人で賑わっていた。
沖には遊覧船、舟釣りを楽しむ人も。
静かでおだやかな正月の風景。
音楽はあまり聴いていない。
エディット・ピヒト=アクセンフェルトのラストコンサートライヴCDを聴いていた。
カメラータ・トウキョウから出ていたCDでブラームスの作品を集めている。
・3つの間奏曲 作品117
・6つの小品 作品118
・4つの小品 作品119
エディット・ピヒト=アクセンフェルト(ピアノ)
録音 1996年8月30日
草津音楽の森国際コンサート・ホール(ライヴ)
今は8つの小品 作品76を加えた当日全てのプログラムが完全盤として発売されている。
チェンバロ奏者として名高いピヒト=アクセンフェルトだが、ショパン国際コンクールの入賞暦を持ちルドルフ・ゼルキンにピアノを師事している。
自分としてはチェンバロを弾いたいくつかのバッハの名演を思い出す。
ピヒト=アクセンフェルトのピアノ演奏を聴くのは初めて。
淡々と進めていくなかに深い余韻と歌。
ピヒト=アクセンフェルトのバッハには、厳しいまでのストイックさを感じさせる面があったけれど、このブラームスも穏やかな中に厳しさを感じさせる演奏だ。
ベーゼンデルファーの響きも美しい。
Youtubeはピヒト=アクセンフェルトのバッハ、2声のインベンション
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