セルのドヴォルザーク、交響曲第8番ライヴ
曇りのち晴れ、金曜に尋ねた「テユッティ・カフェ」の近くの枝垂れ梅。
2月も終わりに近づいて花粉症は悲惨な状態に。
自分は薬は目薬のみで飲み薬はなし。
今日のように前日雨だった日が特に酷い。
先月生まれたばかりの帰省中の孫が生活の中心になっている。
県内他市に住む別の孫家族もやってきて賑やかな週末。
名指揮者ジョージ・セルのドヴォルザークとシベリウスを聴く。
MEMORIESから出ているライヴCD。
・交響曲第8番ト長調 Op.88 :ドヴォルザーク
・交響曲第4番イ短調 Op.63 :シベリウス
ジョージ・セル(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:1966年2月16日 1月11日*
クリーヴランド、セヴェランス・ホール(ライヴ)
セルのドヴォルザークの交響曲録音は第7番以降の3曲が残されている。
中でも第8番には3種のスタジオ録音がある。
どこかで読んだ気がするけれどもセルはこの第8番には特別な愛着があったらしい。
EMIへのスタジオ再録音は非常な名演だけれども、このライヴはその演奏をも凌ぐ。
セルの曲への憧憬がストレートに出ていて、第3楽章の絶妙なテンポの揺れや第1楽章第2楽章のクライマックスでは全てが開放されて雄大なボヘミアの大地が目の前に広がるかのよう。
輝かしいトランペットのファンファーレで始まる第4楽章も熱く燃えた感動的な出来だ。
曲の最後の音が鳴り終わらないうちに爆発するかのような盛大な拍手。
シベリウスの交響曲第4番の演奏の孤高の厳しさには身の引き締まるような思い。
セルのシベリウスの交響曲第4番はライヴのみしか残されていない。
両曲ともステレオ録音なのがありがたい。
Youtubeはそのセルのドヴォルザーク、交響曲第8番の1966年ライヴ。
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