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2023年2月13日 (月)

東大オケでサン・サーンスの交響曲第3番

今日は朝から一日雨の月曜日。

ここしばらく畑をおろそかにしていたので見に行ったら、ブロッコリーに花が咲いてしまっていた。

雨の中、慌てて収穫。

取り残していたネーブルもかなり落ちていたので、状態の良いものを拾い集めたら30個ほど。
とにかくもったいないのでジュースにしておいた。

 

本日仕事はオフで、午前中にケアマネさんが来て母の介護について今後の計画など。

研修中だという二人の男女も同席。
その後先週末から蕁麻疹が出ている母を皮膚科に連れて行ったりしていた。

 

昨日は東大オケを聴くために東京。

沼津9時10分発のJR熱海行きに乗りそのまま乗り継いで東京へ。

昼食は代々木上原の山せみで蕎麦でも、と思ったけれど、途中眠ってしまい小田原を過ぎて小田急への乗り継ぎに失敗。

気がついたら新橋だった。ちょうど正午近く。

開演は14時で会場は六本木のサントリーホール。


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なんとも中途半端な時間になってしまった。

結局お茶の水ディスクユニオンで小一時間ほど時間をつぶしてサントリーホールへ。


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この日、日曜日の東京は暖かだった。

 

東大オケはちょうど4年前に定演を聴いている。


この時のメインもサン・サーンスの交響曲第3番だった。

指揮は三石精一。

この年は沼響もサン・サーンスの交響曲第3番を定演で取り上げていてその予習のつもりだったけれど、この時の東大の演奏が非常に良かった。

以後この曲がお気に入りとなって昨年暮れの早稲田大学交響楽団でも聴いている。

 

不思議なことに去年から今年にかけて、プロアマを問わずこのサン・サーンスのオルガン付きの交響曲を取り上げる演奏会が多かった。

自分が知るだけでも、アマオケでは早稲田大学と東京大学、そして都民交響楽団

今回の東大オケのコンサートで渡されたチラシに、東大オケのOBを中心に結成された東京アマデウス管弦楽団もサン・サーンス。
しかも指揮は4年前の東大オケと同じ三石精一氏。

きっと4年前に現役で演奏したメンバーも参加するのだろうな。

 

プロオケでも3月に東京フィル

 

そして今回の東大オケはサン・サーンスを含むオール・フランスプログラム。


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・序曲「ローマの謝肉祭」            :ベルリオーズ
・「海」―管弦楽のための3つの交響的素描     :ドビュッシー
・交響曲第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」:サン・サーンス

  松尾 葉子(指揮)
  大平 健介(オルガン)

 

指揮は1982年ブサンゾン国際指揮者コンクール優勝者松尾葉子。

師はフランスの名指揮者ピエール・デルヴォー。


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最初のベルリオーズは明るい音色でのびやかな音楽が展開。

各楽器が効果的に鳴っているのを聴いていると、今更ながらベルリオーズはオーケストレーションの達人だったと思う。

曲の良さが素直に聞き手に伝わってくる良い演奏だ。

 

ドビュッシーの「海」は、弦楽器にいくつか声部が別れる部分があり、特にチェロは部分的に4声部になる超難曲。
今まで自分はアマオケでは実演は聴いたことがない。

実演ではカラヤン指揮ベルリンフィルの来日公演で聴いた時、第1楽章のチェロの分割部が完璧なバランスで鳴っていたことを今でも覚えている。

東大オケはこの難曲を繊細にして音も濁らず演奏していく。

第1楽章最後の、あの独特の音で鳴り響くクライマックスも見事に決まっていた。

チェロパートも健闘、終わった後には大きな拍手を受けていた。

第3楽章でトランペットのファンファーレ付きの自筆譜版を使用。

 

そしてサン・サーンス。

ワセオケのときも感じたけれど、この曲の良さは大オルガンを生で聴いて初めて理解できるもの。

 

いつもながらサン・サーンスの職人的な作曲技法の粋を堪能。

 

曲が終わったあと、自分の後ろの席にいた若い女性から「うぁー、感動した」との声が盛大な拍手の中から聞こえてきた。

 

熱く燃えて演奏するひたむきな若者達の姿、美しいな・・・

 

Youtubeはチョン・ミョンフム指揮東京フィルのサン・サーンス、交響曲第3番「オルガン付き」

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