アンドレ・ラルドロのオーボエ
お彼岸の中日。天気は下り坂。
ようやく咳も収まってきた。長かった・・・・
WBC準決勝は手に汗握る逆転サヨナラ勝ち。
そして大相撲三月場所は静岡県出身の翠富士が全勝で単独トップ。
彼は焼津市出身だけれど高校は沼津で弟の教え子だ。
静岡県出身の関取がここまで活躍するのは初めて観た。
夜テレビを付けたらテレビの人気番組「芸能人格付けチェック」をやっていた。
ゲストの中に磯村勇斗。
彼は沼津生まれ沼津育ちの俳優。
なんとなく親近感を感じながら見ていたら、恒例の一流楽器を使った弦楽四重奏の聴き比べチェックが始まった。
今回は弦をそれそれ2本ずつ減らした状態の弦楽器と正常な弦楽器との聴き比べというもの。
こちらは聴いていて正解はすぐにわかったけれど、芸能人の回答者で正解はなんと一人。
それよりも登場したカルテットのファーストヴァイオリンの女性奏者はなんと山田香子さんだった。
彼女も沼津生まれで6年前に沼響の定演でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲で共演している。
なんとなく気分の良い春分の日。
フランスのオーボエ奏者アンドレ・ラルドロのオーボエを聴く。
TRIOから出ていたLPで、オーストリアのレーベルAMADEOのロゴが入っているけれども原盤は米Vangurdだと思う。
・オーボエ協奏曲 イ短調 P.42 :ヴィヴァルディ
・オーボエ協奏曲 第2番 変ホ長調:フィッシャー
・オーボエ協奏曲 ハ長調 :ルクレール
・オーボエ協奏曲 イ長調 作品9-2 :アルビノーニ
アンドレ・ラルドロ(オーボエ)
ウイルフレード・ベッチャー(指揮)
ウィーンソリステン
録音 1960年頃
フランス、ドイツ、イタリアの作曲家の作品を集めている。
ルクレールの作品の原曲はヴァイオリン協奏曲。
ラルドロはジュネーヴ国際コンクール1位、ミュンヘン国際コンクール第2位(この時の1位はホリガー)の実力派。
ザルツブルク・モーツァルテウムの教授や同オケの首席、チューリッヒの放送オケの首席奏者だったことは知っていたけれど、このLPのライナーノートの解説で1961年から名指揮者フリッチャイに請われて1961年からベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ響)の首席奏者だったことを初めて知った。
ラルドロはフランスの奏者とはいえ、ピーエル・ピエルロのような明るく軽いオーボエではなくて、むしろしっとり重い湿り気を帯びた音色が特色。
これがフランスのオケよりもドイツのオケに相性が良かった理由だろう。
このアルバムでは自分の好みもあるけれど、アルビノーニの曲に最も魅かれる。
Youtubeはアルビノーニのオーボエ協奏曲
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