GW前半は良い天気に恵まれ、コロナ禍も落ち着いた中で各地の行楽地は大層な賑わい。
昨日は孫を連れて狩野川河川敷で開催中の「こいのぼりフェスティバル」に行っていた。
この時期全国各地で開催されている、家庭で不要になった鯉のぼりを集めて河川の周辺に揚げるイベント。

行く途中でおにぎり専門店「松風軒」で昼食用のおにぎりを買う。
自分が通勤用に借りている駐車場に車を停めて、途中トイレのために市民文化センターに寄ったら、TV番組「孤独のグルメ」の原作者久住昌之のトークショーのチラシを見た家内が行きたいと言い出したのでチケットセンターに寄ってみる。
どんなことをやるのかセンターの職員に聞いたら事前に沼津のお店を回って、プロジェクターも使いTV番組さながらの紹介をするという。
出店もあるということで買うことにした千円だったし。
しばらく歩いて狩野川へ。
最近は家庭で大きなこいのぼりを揚げる家はほとんど見かけない。
我が家でも孫に五月人形は買ったけれど、こいのぼりは最初から選択肢はなかった。
実際行ってみると最盛期に比べこいのぼりはずいぶんと少ない。
主催者に聴いたら120匹だという。
大勢の人が出ていて移動動物園もあって孫はおおはしゃぎ。

会場には市長さんも来ていて、先日の定演に来ていただいたお礼を述べているあいだに、孫が愛嬌を振りまいていた。
河川敷の芝生の上で皆で昼食。
天気が良く川面を渡る爽やかな風が心地良い。
駐車場帰る途中で「冨久家」に寄って銘菓イタリアンロールをゲット。
かつては予約待ちで入手難だったこのロールケーキも買いやすくなった。
とはいえずいぶんと小さくなったな。

今日もラインスドルフのブルックナー「ロマンティック」。
1975年のライヴで裏青のブートレグ盤。
購入記録は2002年10月。
このころ、いろいろな演奏家の怪しげなライヴが裏青のCDや海賊版CDでかなりの数が出た。
ラインスドルフのほかケンペ、クーベリック、テンシュテット、チェリビダッケ、カルロス・クライバーなど。
それなりの金額だったけれど物珍しさもあって相当買い込んでしまった。
今にして思えば最も音盤の購入点数が多かった時期。
その後多くは正規の放送音源からのCDがもっと安い金額で発売されている。

・交響曲第4番 変ホ長調 :ブルックナー
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
録音 1975年 ライヴ
このCD-Rのオケの表記ではベルリンドイツ交響楽団となっているけれど、1975年の時点ではベルリン放送交響楽団だった。
マゼールがこの年に首席指揮者を辞任し1978年からラインスドルフが就任する。
演奏は冷静な音楽運びだったボストン響とのスタジオ録音とは大きく異なり、かなりハイテンションな演奏だった。
テンポはスタジオ録音よりも速い。
オケは存分に鳴り切っているけれど、テンポの変化が大きくて落ち着きを欠く。
スタジオ録音よりも遅かった第2楽章が特に顕著。
驚いたのは第4楽章の最後の2小節でティンパニにホルンの音型を重ねる改変。
まるでショスタコーヴィッチの交響曲第5番の終結部みたいになっていた。
録音はステレオだがFMからのエアチェックのようだ。
Youtubeはラインスドルフのリハーサル。曲はシューマンの交響曲第4番
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