ケンペの「ロマンティック、」1972年ライヴ
本日晴天、日差しは強いけれども冷たい風が吹いていた。 昨日通勤途中の狩野川河川敷からの富士山。
今日もケンペのブルックナーを聴く。
1972年の放送用ライヴ録音で20世紀の偉大な指揮者シリーズ2枚組CDに収録。
・交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』
(1878-80年第2稿 ノヴァーク版)
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
録音 1972年11月25日 ヘルクレスザール ライヴ
ライヴとはいえ聴衆ノイズは聞こえない。放送用の一発取りではなかろうか。
解釈はスタジオ録音とはあまり変わらないけれど、こちらは早いテンポで一気に描き上げた一筆書きの趣。
正直なところ最初スタジオ録音を聴いた時にその良さがわからなくて、このライヴを聴いてから再度スタジオ録音を聴きなおしていた。
録音はスタジオ録音のような素朴さはなく明解な響き。
ケンペの解釈もわかりやすく浮き彫りにされている。
高度な次元で結晶化したオケの響きにケンペの確信に満ちた音楽運び。
聴いていてただただ圧倒されるばかり。
スタジオ録音を凌ぐ名演だ。
Youtubeはケンペのワーグナー、「タンホイザー」序曲終結部
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