ベーム若き日のモーツァルト
曇り時々雨。鈍足台風6号は沖縄から九州を荒らしながら北上中。
台風の影響で日曜あたりからこちらも時々雨。
畑のミニトマトの実が雨水を吸って割れ始めている。
昨日雨の中慌てて収穫。
採れすぎて親戚や知人に配っても食べきれないほど。
酷暑の影響で畑の作物にいろいろな影響が出ていて、葉物は概ねダメで胡瓜も枯れてしまった。
トマト、ナス、オクラはますます元気。
朝ドラでブームになっている牧野富太郎の「牧野 日本植物圖鑑」(1940)を開いてトマトとナスのページを見る。
なす科の項にトマトは「あかなす(小金瓜)」と書いてあり小さい字で原名とまと。
「なす(茄子)」はそのまま。
トマトが南米原産だということは知っていたけれど、茄子がインド原産だと初めて知った。
なるほど暑さには強い。
月曜日は母を近所のクリニックへ連れていきコロナワクチン6回目の接種。
接種券はかなり以前に届いていたけれど、なんとなく迷っていた。
最近急に感染者が増えてきて県内では感染拡大警報発令中
お盆の前で一般の診察の人で混んでいて1時間ほど待たされた。
ベームのモーツァルトが聴きたくなって壮年期のモノラル録音を聴く。
コンセルトヘボウ管を振ったフィリップスへの一連の交響曲録音から「ジュピター」。
・交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
カール・ベーム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音 1955年9月、アムステルダム
手持ちは日本フォノグラムが70年代に発売した廉価盤グロリアシリーズから第39,40,41番の3曲のカップリング。
購入してから50年以上経つけれど音は良い。
この時ベームは60になったばかり。
ぎゅっと凝縮されたオケの響き、速いテンポで颯爽と進めるモーツァルト。
ベームは晩年になるにつれてテンポが遅くなっていったけれど、調子のよい時のライヴでは緊張感が持続して音楽が弛緩することはなかった。
今でも印象に残っているFMで聴いたベルリンフィルとの最晩年の「ジュピター」のライヴは凄かった。
このコンセルトヘボウとのスタジオ録音も似ている。
ひたすら前へ前へと突き進む怒涛のフィナーレなど見事なものだ。
ベームの「ジュピター」には多くの録音があるけれど、基本的なアプローチは終生変わらなかったように思う。
Youtubeはベーム指揮ウィーンフィルの「ジュピター」からフィナーレ
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