橋本英二のチェンバロでヘンデルとスカルラッティ
大晦日は朝から雨。
昼頃から雨は上がって良い天気になってきた。
昨日の昼間、思索中のポコ。
毎年暮れの3日間は慌ただしいけれども、今年は孫達がやってきてそちらの世話と母の介護も加わり、あっという間に大晦日となってしまった。
昨日は天気が良かったので墓掃除と神棚とお稲荷さんの飾り、夜には孫が熱を出して救急センターに連れて行くおまけ付き。
家の掃除は中途半端になってそのまま今日を迎えてしまった。
とても音楽をゆっくり聴く時間はないけれど、買い物の異動の車中で聴いたのは、橋本英二のチェンバロでヘンデルとスカルラッティ。
カメラータ・トウキョウから出ていたCD
チェンバロ奏者橋本英二(1931-2020)氏はドメニコ・スカルラッティの作品番号で知られるラルフ・カークパトリックに師事し、主にアメリカで活動したスカルラッティ研究の権威。
・組曲 第7番 ト短調
・アリアと5つの変奏曲(調子のよい鍛冶屋)
・組曲 第3番 ニ短調 :以上ヘンデル
・ソナタ ニ短調 K.141(L.422)
・ソナタ ニ短調 K.9(L.413)
・ソナタ 嬰ハ短調 K.246(L.260)
・ソナタ 嬰ハ短調 K.247(L.256)
・ソナタ ニ長調 K.511(L.314)
・ソナタ ニ長調 K.512(L.339)
・ソナタ イ短調 K.532(L.223)
・ソナタ イ長調 K.533(L.395) 以上 ドメニコ・スカルラッティ
橋本英二(チェンバロ)
録音 1985年10月ほか
このCDは一年前にブックオフのセールでみつけたもの。
正直なところ橋本氏のことは存じ上げなくて、大好きなヘンデルのパッサカリアが入っている組曲第7番お目当てで買ったもの。
ところが聴いてみて、これは大変な名手だと驚いた。
ダイナミックにして繊細。
自分にはスカルラッティの曲は、どの曲も同じように聞こえてしまって、沢山の曲が入った曲集など一度に最後まで聞き通せないことが多いだけれども、橋本の演奏はそれぞれの曲が異なった色彩で響いていているのが圧巻。
格調高く歌い上げたヘンデルも良い。
Youtubeはヘンデルのチェンバロのためのパッサカリア、オケバージョン
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