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2023年12月 7日 (木)

カラヤン、フィルハーモニア管との第九

曇りのち晴れ、最高気温19度。

本日の富士山に傘雲のような雲。


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結局今日は雨は降らなかった。

 

ちょっと第九ロス。

今日はカラヤンの第九を聴いた。

フィルハーモニア管との録音でカラヤンが残した4回のベートーヴェン交響曲全集のうち、第一回目全集中の一枚。

 

第九を初めて全曲通して聴いたのがこのフィルハーモニアとのカラヤン盤だった。

自分が中学生なったばかりのときで、ある日10歳年上の従兄弟に市内のレコード店に連れて行ってもらった。

社会人になったばかりの従兄弟から好きなレコードを買っていいよと言われて選んだのがこれ。

 

「運命」「田園」とのカップリングの東芝のLP2枚組で3,000円。


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値段を見て一瞬従兄弟の表情が固まったのを今でも覚えている。

その頃の3,000円は高くて、ちょっと申し訳ないような気持になった。

このLPはモノラルを疑似ステレオ化したもので、クラシック音楽を聴き始めた自分にはそのようなことを知る由もなく、家に帰ってみたらベルリンフィルじゃなくてがっかりしたことも覚えている。

同じ店にはグラモフォンのカラヤンの「運命」「未完成」「第九」のカップリングでLP2枚組3,000円のセットもあったはず。

 

今はこのフィルハーモニア管との第九の手持ちは、この疑似ステレオLP2枚組のほか、オリジナルモノラルのLPと、全集からのモノラルCDの3種類。

実はこのカラヤンのフィルハーモニア管との第九には最近になってステレオバージョン発掘されている。

オリジナルモノラルの方が音が良いような気がして発売当初に購入するのを迷ったまま、未だ購入に踏み切れていないでいる。

 

今回は1955年リリースの米Angelの2枚組LPで聴いた。


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フィルハーモニア管弦楽団
ウィーン楽友協会合唱団、
 
S:シュワルツコップ、A:ヘンゲン、
T:ヘフリガー、Br:ホッター

 録音1955年 7月

 

しなやかで生き生きとしたリズム、洗練された中で変幻自在のテンポの変化。


コントラバスを強調しているようにも聞こえたけれど、EQカーヴの調整をきっちり追い込んでいけば自然な音になるかもしれない。

 

第4楽章の声楽陣はやはり何度聞いても素晴らしい。

テノール時代のヘフリガーの若々しい声が魅力的。

 

合唱はウィーンフィルとの49年盤ほどの破綻は見せていないけれどアンサンブルは幾分甘いかな。

 

Youtubeは第九のフラッシュモブ

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