カラヤンのヴィヴァルディ
曇りのち晴れ、月曜日。
日曜夕方の狩野川河畔からの富士。
日曜の夕方に埼玉に住む下の娘夫婦が孫を連れてやってきた。
静岡市で友人の結婚式がありその帰り道で立ち寄ったもの。
孫に会うのは一ヶ月ぶり。
一人でお座りできるようになっていた。
カラヤンのヴィヴァルディを聴く。
ベストセラーになった「四季」の前に録音された協奏曲集。
手持ちは国内廉価盤LPと独逸盤LP.
1. ヴァイオリン協奏曲ホ長調『恋人』
2. シンフォニア ロ短調『聖なる墓に』
3. ヴァイオリン協奏曲ニ長調『不安』
4. 弦楽のための協奏曲ト長調『コンチェルト・ア・ラ・ルスティカ(田園風)』
5. 弦楽のための協奏曲ニ短調『マドリガレスコ』
6. 2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 RV.523
エミール・マース(ヴァイオリン)
トマス・ブランディス(ヴァイオリン:3,6)
オトマール・ボルヴィツキー(チェロ)
ヴォルフガング・マイヤー(チェンバロ)
ヴァルデマール・デーリング(チェンバロ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
録音:1970年8月サンモリッツ、フランス教会
国内盤LPで聴いた印象では、レガート多用の濃厚な響きに砂糖たっぷりの洋菓子のような甘いテイストがなんとも嫌みに感じていた。
今回独逸盤LPで聴いてみたら、芳醇なトロンとした高級ワインのような音が聞こえてきた。
名人揃いで惚れ惚れとするような美音、音の芯もしっかりしているのでこのようなスタイルも有りかなと思えてきた。
ハッピーな気分になれる、聴かせ上手なカラヤンならでは演奏。
実はカラヤンのヴィヴァルディでは「四季」と同時期に収録された「調和の霊感」作品3の録音が存在する。
1972年にサンモリッツで録音されたもので、シュヴァルベ以下ベルリンフィルの3人のコンマスが参加している。
なぜか長くお蔵入りになっていて、カラヤンの死後だいぶ経ってから発売されている。
曲は「調和の霊感」から
・4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ長調 作品3-1
・4つのヴァイオリンのための協奏曲ホ短調 作品3-2
・4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ヘ長調 作品3-7
・4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ロ短調 作品3-10
ミシェル・シュヴァルベ、
トマス・ブランディス、
レオン・シュピーラー、
ハンス=ヨアヒム・ヴェストファル (ヴァイオリン)
エーベルハルト・フィンケ (チェロ)
ホルスト・ゲーベル (チェンバロ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリンフィルハーモニー
録音:1972年8月、スイス、サンモリッツ、フランス教会
凄いメンバーで、こちらも聴いてみたくなった。
Youtubeはカラヤンのヴィヴァルディ「四季」から冬
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