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2024年2月11日 (日)

小澤征爾さんのことなど

晴れ時々くもり一時雨。

花粉症が始まったらしく朝起きたらくしゃみ三連発。

コロナ感染も広がりマスクを離せぬ日が続く。

 

職場近くのとんかつ専門店「シリウス」の期間限定スペシャルランチ。


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ヒレカツにカキフライ、そして尾頭付きのエビフライ。


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バニラアイスクリーム付き。

このランチにはしゃれたネーミングが付いていたけれど失念。

 

小澤征爾さんが亡くなった。

 

小澤さんはちょうど私の母と同じ年。


ここ数年、ステージから遠ざかっていたし、昨年のセイジ・オザワ松本フェスティバルでの姿ではだいぶ弱っている様子だったので気になっていた。

先月のクラシックレコードコンサートでは、ちょうど小澤征爾さんの特集を組んだ。

 

小澤さんは沼津に3度来演している。

最初の公演は新日フィルとの1984年5月6日で、シューベルトの「未完成」とベルクの7つの初期の歌(ソプラノは白井光子)。
そしてシューマンの「ライン」だった。

このときアンコールにバッハの「アリア」を演奏したと思う。

 

次は1986年11月5日、同じく新日フィルでヒンデミットの「気高い幻想」、劉文金の二胡協奏曲「長城幻想」(ソロは姜健華)、シューマンの交響曲第2番というマニアックなもの。

この時当初マーラーの交響曲第7番が予告されていたけれど、変更になってがっかりした記憶がある。

 

最後は1996年11月7日。


オケは神奈川フィルで、横浜でおこなわれた外人墓地支援チャリティコンサートのプログラムを持ってきたもの。
曲はブラームスの交響曲第3番とフォーレのレクイエムだった。

 

招聘したのは、いずれも沼津のクラシック音楽鑑賞団体だった今は無き沼津楽友協会。

楽友協会の事務局長だった故杉山さんが2回目の招聘の時に「沼津でこんな難しい曲で大丈夫でしょうか」と聞いたら小沢さんが「沼津ならばだいじょうぶですよ」とおっしゃったということを杉山さんから聴いたことを思い出す。

いずれも今でも鮮明に思い出すほど印象的なコンサートだった。

 

特にベルクの歌曲が良かった。


「ライン」ではファゴットが4本だったのも印象に残っている。

 

その時小澤さんからサインもいただいた。


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小澤さんはレパートリーが広く、どの音楽も至高の高みに達していたけれど、メジャーレーベルでのレコーディングではサイトウ・キネン・オーケストラを手にするまでは、かなり限定されていたと思う。

ベートーヴェンとブラームスの交響曲はサイトウ・キネン・オーケストラによってはじめて全集の形になったし、シューマンは協奏曲だけで交響曲の録音は無い。

完成された交響曲全集としてはマーラーぐらいか。

 

フランス音楽では、ベルリオーズやラヴェルは、まとまった量のレコーディングがあるのにドビュッシーは「選ばれし乙女」、オネゲルも「火刑台上のジャンヌ・ダルク」のみ。

オネゲルの交響曲やドビュッシーの「映像」を小澤さんで是非聴いてみたかった。

 

今日はマーラーの「復活」を聴いていた

新日本フィルの第100回定期公演のライヴで、新日本フィルの自主制作LP2枚組.


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・交響曲第2番 ハ短調 「復活」  :マーラー

 大倉由紀枝(ソプラノ)
 伊原直子(アルト)
 
 小澤征爾(指揮)
 新日本フィルハーモニー交響楽団
 晋友会合唱団

     録音 1982年 5月28,29日 東京文化会館

ライヴならではの粗さは散見されるし、デジタル録音とはいえ録音は明瞭度を欠くけれど、曲の後半にかけての熱気と盛り上がりはなかなかのもの。

 

謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

Youtubeは小澤征爾指揮ボストン響のマーラー「復活」終結部。タングルウッド音楽祭のライヴ。ドキュメンタリー「OZAWA」から

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コメント

あとはBPhとのプロコフィエフの交響曲全集が定番中の定番ですね。併録のキージェ中尉も名演です。ついに実演に接する機会を得ることができませんでした。

投稿: つじ@沼響 | 2024年2月12日 (月) 23時05分

そうでした。キージェ中尉は確かバリトン独唱入りでしたね。

投稿: 山本晴望 | 2024年2月13日 (火) 22時52分

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