高関健指揮、富士山静岡交響楽団三島公演のブルックナー
昨日からの雨は今日も降り続き途中からみぞれとなってきた。
立春過ぎた月曜日は朝から冷えて東京は大雪。
午前中に親戚が5人ほど来て母と歓談。
ふわりとしていて美味しかった。
昨日は静岡県唯一のプロオケ、富士山静岡交響楽団の三島公演。
高関健の指揮でブルックナーの大曲、交響曲第8番。
開演一時間前に家を出たけれどホール近くの駐車場はどこも満車。
やむなく三島大社近くのパーキングにいれて源兵衛川沿いの飛び石を踏みながらホールへ。
雨が降っていて滑りやすくなっていて川に転落しないように慎重に急ぐ。
川べりにはしだれ梅。
そしてカルガモたち。
ホール到着は開演15分前。
高関さんが首席指揮者になってからの静響は毎回聴き応えのある演奏ばかり。
オケのレベルアップも著しい。
そして今回のブルックナー。
高関さんは終始暗譜で緻密な指揮、相当この曲を研究しているんだろうなぁ。
端正にして重くならず壮大なブルックナーを築き上げていく。
2月6日には東京公演も控えていて相当な意気込みが感じられ、オケの人たちの熱い思いがストレートに伝わり、聴いていてしばし胸が熱くなった。
三島のような地方都市でこれだけのブルックナーが聴けるとは・・・・
おそらくお客さんの多くはブルックナーの8番の実演を聴くのは初めてだったと思う。
第一楽章が終わった時にシーンと客席が静まりかえっていたのが印象的だった。
終演後のブラボーといつまでも鳴り止まぬ拍手。
正直なところ期待以上の実に感動的な演奏で、おらが町のオーケストラとしてこれからも頑張って欲しいと思う。
ホルントップは新日本フィル首席の笠松長久さん。
Youtubeはギュンター・ヴァント指揮のブルックナー、交響曲第8番第4楽章
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コメント
こんばんは、確かに静響のブルックナー予想以上のできでした。金管が頑張って響いて心地よかったです。
投稿: パンターニ | 2024年2月 6日 (火) 21時08分
パンターニさん。よかったですよね。
東京公演も盛況だったようです。
私は長らく東京都交響楽団の首席ホルン奏者だった笠松長久さんがホルントップを吹いていたのには驚きました。
さすがにホルンセクションをピシリとまとめていました。
投稿: 山本晴望 | 2024年2月 9日 (金) 20時36分