神谷郁代のピアノ名曲集
雨のち曇り。どんよりとした雲の多い冬の寒空。
関東平野に大雪を降らせた低気圧は去ったけれど物流に影響が出ている様子。
昨日あたりから両肩が痛い。今朝起きたらかなりの痛み。
母をディサービスに送り出したあとに、家に会ったロキソニンの湿布を両肩から背中にベタベタ貼って出勤。
神谷郁代のピアノを聴く。
新星堂から出ていたCDで、バッハからサティまでの有名な小品を20曲ほど。
01メヌエット ト長調BWV114 (J.S.バッハ代)
02主よ、人の望みの喜びよ (J.S.バッハ)
03調子のよいかじ屋 (ヘンデル)
04トルコ行進曲 (モーツァルト)
05エリーゼのために (ベートーヴェン)
06楽興の時第3番 (シューベルト)
07紡ぎ歌 (ブルクミュラー)
08春の歌 (メンデルスゾーン)
09楽しき農夫 (シューマン)
10ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」 (ショパン)
11ワルツ第7番嬰ハ短調op.64-2 (ショパン)
12乙女の祈り (バダジェフスカ)
13トロイメライ (シューマン)
14子守歌op.49-4 (ブラームス)
15ユーモレスク嬰ヘ短調 (ドヴォルザーク)
16弦楽四重奏曲第1番ニ長調op.11~第2楽章アンダンテ・カンタービレ (チャイコフスキー)
17亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
18月の光 (ドビュッシー)
19ジムノペディ第1番 (サティ)
20ジュ・トゥ・ヴー (サティ)
神谷郁代(ピアノ)
録音 1982年、85年
このような曲集のアルバムは多数あるけれど、どの作曲家も同じように聞こえてしまう演奏が多い中で、作曲家のスタイルや音色など実に細かに弾き分けている。
それでいてピアニストの個性と主張が明確に感じられるのが良いと思う。
神谷郁代の実演は80年代に沼津で聴いた。
何を弾いたのかは記憶が薄れている。
確かベートーヴェンのソナタを中心としたプログラムだったと思う。
きっちりした構成と幾分固めの音色だったような気がする。
以上のことはこのアルバムを聴いているうちに思い浮かんだこと。
その後日本音楽コンクールのピアノ部門の本選の時に会場でお見かけした。
この時は審査員をなさっていたのだと思う。
コノアルバム、最初のバッハのメヌエットの端正な中に優しさにあふれた演奏を聴いて彼女の世界に自然に引き込まれていく。
ブルグミュラーの「紡ぎ歌」などこんなに立派な曲だったのかな、と感じられるほど全力投球で弾いている。
録音は1982年と1985年に分かれている。
どの曲がどの年かの表記はない。
ドビュッシー以降の曲になると音色が変わり、柔らかさが増していて楽器が変わったのかもしれない。
淡々としたジムノペディなど良い味を出していた。
聴いているうちに自然と肩の凝りが取れてきた。
Youtubeは神谷郁代のサティ、ジムノペディ第1番
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- 展覧会の絵3題、リンガイセンとフレモーそしてロンバール(2025.03.25)
- コンドラシンのバラキレフ(2025.03.23)
- バルビローリのシベリウス、交響曲第5番(2025.03.20)
- アルトゥール・モレイラ=リマのショパン(2025.03.18)
- 3月のクラシック・レコードコンサートは花と鳥をテーマに(2025.03.16)
コメント