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2024年3月23日 (土)

東京音盤購入、エルネスト・ブールのダンディそしてシューヨーク・シティバレエのシャブリエなど

朝から雨の土曜日。

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昨日は晴れた。大平地区からの富士山。

風は冷たい。

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近くにある横松石仏群は江戸時代のもの。

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白隠禅師の書が彫られている。

夕方に娘と孫達が帰省してきた。


先日、上京して東博の「本阿弥光悦」の作品を見た帰りでのお茶の水ディスクユニオンへ。


今回は明確な目的があって、今オケで練習している「シンフォニア・タプカーラ」の音源探しのため。

今までの聴き比べたベートーヴェンやブラームスのように数百の音源のある曲に比べて、邦人作品は1曲についての音源が少ない。

「シンフォニア・タプカーラ」はネットで探すとかろうじて10を超える音源があるようだ。

手元にあるのはヤブロンスキー指揮ロシアフィルのNAXOS盤と原田幸一郎揮日本フィルの伊福部昭卒寿記念のCD。
あとは学生時代のFMエアチエック音源で山岡重信指揮のカセットテープくらい。

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山岡重信は東京フィルのNHK収録の放送用ライヴ音源で今はタワーからCDでも出ている。

Youtubeでは吹奏楽版も含めて複数の演奏を視聴することができるが全て邦人演奏家。

LPも含めて安くて出てれば儲けものという気持ちで店に入ってみた。

結局邦人作曲家のCDコーナーでは、家にある原田幸一郎とヤブロンスキー。

そして本名徹次の3点のみ。本名盤は手元にない。

値札を見ると三千円を超えていて新品とさほど違わぬ値段だったけれど購入することにした。
邦人LPコーナーには該当無し。


ついでに300円以下と500円以下コーナーのLPを回遊する。

お茶の水ディスクユニオンは昨年11月以来。


300円以下コーナーからはホリガーとブールクが吹くヘンデルの2本のオーボエのためのソナタ集。

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ロジンスキーの「ピーターと狼」とシェルヘンの「動物の謝肉祭」という面白い組み合わせのWestminsuter盤。ステレオ。
実はふたつとも架蔵済だけれどシェルヘンは17センチのドーナツ版でロジンスキーはモノラルバージョンだった。
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ニューヨーク・シティ・バレーの創設当時の指揮者レオン・バージン指揮ニューヨークバレーシアター管によるシャブリエとビゼー。米VOX盤

これらはバランシンの振付によるニューヨーク・シティ・バレエの演目だったもので、シャブリエのバレエタイトルは「ブーレファンタスク」
~楽しい行進曲~グヴァンドリーヌ序曲~気まぐれなブーレー~ポーランドの祭りなどのシャブリエの代表的な管弦楽作品を接続曲風に繋げたもの。

ビゼーは「ローマ」というタイトルでビゼーの組曲「ローマ」の4曲をバレエに仕立てたもの。

このオケはアーヴィングやクルツの録音を聴く限りでは名人揃いでメチャクチャうまい。
バージンはニューヨーク・シティ・バレエ団の設立者ジョージ・バランシンと実際に組んでいた指揮者。バランシン自身のライナーノート付き。
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これで300円は掘り出し物。


500円では、プロコフィエフのバレエ「放蕩息子」のロジェストヴェンスキー指揮国立ソビエト響メロディア盤。
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この曲はニューヨーク・シティ・バレエ団設立者バランシンがパリ時代にディアギレフが主催するバレエ・リュッスで振付を担当した演目。
バレエ・リュッスとしては最後の演目となった作品。

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ロジェストヴェンスキーの父、ニコライ・アノーソフ指揮でプロコフィエフの交響曲第7番、スプラフォン盤。
ここでは珍しくチェコフィルを指揮している。

アノーソフは1945年1月の、プロコフィエフの交響曲第5番の初演コンサートの前半で「ピーターと狼」と「古典交響曲」を指揮している。
ちなみにこの日のメインの交響曲第5番はプロコフィエフ自身が指揮。

カップリングはリヒテルのピアノ、カレル・アンチェル指揮チェコフィルでプロコフィエフのピアノ協奏曲第1番。

エルネスト・ブール指揮シャンゼリゼ劇場管によるダンディ、ヂュクレテ・トムソン盤。曲は「フランス山人の歌による交響曲」と交響詩「山の夏の日」のカップリング。
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これも探していたもの。

ニキシュの弟子、ルーマニアのジョルジュ・ジョルスク指揮エネスコフィルによるブラームス、「ハイドンの主題による変奏曲」にR.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」。

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ELECTRECORD盤

フルトヴェングラー時代のベルリンフィルのコンサートマスターだったトッシー・スピヴァコフフスキーのヴァイオリンでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
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ワルター・ゲール指揮ロンドン響との共演のWRC盤。オリジナルは米EVEREST

スピヴァコフスキーのチャイコフスキーではストックホルムでのライヴがCD化されている。

オーマンディ指揮のショスタコーヴィチ、交響曲第14番。RCA盤

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これはアメリカ初演の数日後の録音。

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ドホナーニ指揮ウィーンフィルによるストラヴィンスキー、「火の鳥」1910年版による全曲盤。

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バレンボイム指揮パリ管でフランクの交響詩を2曲、「呪われた狩人」と「プシシェ」それに歌曲の「夜想曲」という珍しい曲のカップリング。メゾソプラノはクリスタ・ルードウィヒ。

この「夜想曲」の伴奏のオリジナルはオルガン。
この盤ではフランクの弟子のロパルツ(1865-1955)によるオーケストラ編曲版で聴くことができる。


以上500円。

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