三島ゆうゆう祝祭管弦楽団第3回定期演奏会
3月に入っても気温の低い日が続く。
本日晴天なれど明日から再び雨の予報。
畑のブロッコリーに花が咲き始め、収穫ももう終わり。
今年に入って隣町の三島でのコンサートが続いている。
昨日は三島ゆうゆう祝祭管弦楽団の第3回定期演奏会。
このオケは昨年できたばかりでシーズン毎にメンバーを募るというオケ。
静岡県東部には県内最古のアマオケ三島フィルの他、自分の属する沼響、西の隣町富士市の富士フィル、南の伊豆には伊豆フィル、北の御殿場にはMtFuji響とアマオケが多数存在している。
その中にあってメンバーがプロアマ混在のユニークなオケ。
しかも今回は指揮者を全国からオーディションで募ったというもの。
審査委員長がN響正指揮者の下野竜也なのが凄い。
・歌劇「ザンパ」序曲 :エロール
福澤佑樹(指揮)
・交響曲第40番 ト短調 :モーツァルト
高木玲音(指揮)
・交響曲第6番ロ短調 「悲愴」 :チャイコフスキー
・行進曲「威風堂々」 (アンコール) :エルガー
岡崎広樹(指揮)
三島ゆうゆう祝祭管弦楽団
いろいろと斬新な試みが興味深いオケで、演奏会の日が誕生月の人は入場無料だという。
プログラムのメンバー表を見る。
メンバー一人一人の写真とコメント付き。
近隣の演奏家たちなので見知った顔ぶればかりだ。
そして演奏。
今回登場の指揮者たちは50人のオーディション応募者の中から選ばれた3人。
いずれも音大在学中か卒業したばかりの俊英たち。
3人の指揮者それぞれの個性が出ていて興味深い。
音大卒のメンバーが多い弦楽器はまとまった美しい音が出ていて、その意味でモーツァルトが安心して聴ける出来。
オケの統率力と指揮のわかりやすさでは「悲愴」」を指揮した岡崎氏が良いと思った。
次回は沼響に下振りに来て下さったこともある米田覚士先生の指揮と沼津出身のサクソフォーン奏者戸村愛美さんの出演で、グラズノフのサクソフォーン協奏曲とシベリウスの交響曲第2番というプログラム。
発展途上のオケだけれど、末永く続けて行って欲しいと思う。
Youtubeはカメラータ・ザルツブルクによるモーツァルト、交響曲第40番ト短調。ナチュラルホルンで吹いています。
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