東京国立博物館特別展「本阿弥光悦の大宇宙」のことなど
2月3月は慌ただしく時間が過ぎていく。
雨が降ったり雪が降ったり、未だ寒さは残る中で近づく春。
水曜から埼玉の娘の所へ行っていた。
温暖な沼津に比べ埼玉は寒い。
前日の雪が残っていた。
水曜の昼食は、娘と孫と一緒に埼玉うどんの有名店、行列のできる店「藤店うどん」の肉汁うどん。
海老天を一本付けた。
その日は娘の家に一泊。
婿殿は欧州へ出張中。
翌日は娘と孫に別れを告げて上野へ向かう。
東京国立博物館特別展「本阿弥光悦の大宇宙」
東博所蔵品のほか、全国に散らばる本阿弥光悦の逸品を集めたもの。
100点を超える展示物の中に国宝、重文が20点ほど。
平日にもかかわらず混んでいた。
同時開催の中尊寺展は長蛇の列。
公園には外国人ツァー客や修学旅行の生徒たち。
寒緋桜も咲いていた。
特別展に入ってすぐに国宝「舟橋蒔絵硯箱」
ちょっと目には地味な印象だった。
そのままスルーして中へ入る。
途中で代表作を8K映像で上映しているスペースがあり、撮影のライトの加減かそこでは「舟橋蒔絵硯箱」が非常に美しく見えた。
そこでUターンして再び硯箱を見に行く。
観ているうちにずしりとした重量感が迫ってきた。
鉛でできているからなのかな。
ふたに書かれた和歌の文字と凹凸の加減が絶妙。
お目当ては俵屋宗達の下絵に光悦が和歌を書いた重文「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」
長い絵巻の上での鶴の飛翔に合わせ、墨の濃淡と大きさを変幻自在に変えながらの横に流れるリズム。
まるで気持ちの良い名曲を聴くかのようだ
自分にはほとんど読めないけれど、一字一字が鋭く光るような光悦の書には、優れた絵画を見るような強烈な印象を残す。
晩年中風で手が不自由になっていても、書簡に感じられる飄々とした雰囲気が魅力的だ。
他に本来の目利きとしての刀剣や、光悦が集めた小野道風の書など
光悦は人としても魅力があったんだろうな。
俵屋宗達や同時代の一流の人たちとのネットワークも紹介されていた。
展示を見終わった後はその足でお茶の水ディスクユニオンへ。
そして帰宅後夜はその足で長泉町でオケの練習。
中身の濃い二日間。
Youtubeは「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」
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