オーマンディのシューベルト、グレート
昨晩からの雨が朝まで残る4月最終日。
昨日夕刻の狩野川からの富士山。
これからまもなく山頂が雲に隠れた。
夜遅くから雨。
本日出勤日。
雨や雑務が入ってトマトやナスなどの定植がなかなかできない。
いよいよ沼響の第40回定演も週末に迫る。
今回のメイン曲のシューベルトの「グレート」の手持ちをいろいろ聴いている。
その時の気分によるけれどスコアを見ながらだったり見なかったり。
「グレート」は第10回定演でも演奏していて、その時は同じことの繰り返しばかり気になって曲の面白さがよくわからなかった。
30年ぶりに練習してみてなぜか面白い。
スコアを見るとホルンとトロンボーンが効果的に使われていて、色彩感と響きの多様性が後のロマン派の音楽を予見させるもの。
手持ちはLP、CDだけで60種を超えている。
全部一度は聴いている演奏なので、印象に残っていたり面白そうな演奏をランダムにセレクト。
先日聴いたメンゲルベルクの演奏のように意外な発見もあって面白い。
今日はオーマンディの「グレート」
70年代後半に出た共通ジャケットの廉価盤LP.
・交響曲第8番 ハ長調 「グレート」 :シューベルト
ユージン・オーマンディ
フィラデルフィア管弦楽団
録音:1966年12月28日
フィラデルフィア、タウン・ホール
メンゲルベルクのような濃さはないけれど、すっきり譜面に忠実。
かつて聴いた時はさほど良いとは思わなかった。
実際演奏する身になってあらためて聴きなおすと、各楽器のバランスと鳴らせ方とバランスが完璧。
豊かな色彩の中で激しさと優雅さとの見事な共存。
高度な次元での職人技が光る秀演だ。
Youtubeはオーマンディのラフマニノフ、交響曲第2番から
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