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2024年4月13日 (土)

ロロフのメンデルスゾーン、ピアノ協奏曲

良く晴れた土曜日の朝。


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水温む狩野川辺からの春の富士。

絶好の行楽日和で桜の花も場所によっては楽しむことができる。

こちらは本日の富士霊園


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画像は友人から借用しました。

 

花粉が盛大に飛散中、この時期恒例の咳込が始まって難儀。

 

ドイツのピアニスト、ヘルムート・ロロフのメンデルスゾーンを聴く

独逸グラモフォンの珍しいアルゼンチンプレスのモノラルLP。

3年ほど前にアルゼンチンに赴任していた父の形見だという方から譲っていだいたLP

 

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・ピアノ協奏曲第1番 ト短調
・ピアノ協奏曲第2番 ニ短調   :以上メンデルスゾーン

 ヘルムート・ロロフ(ピアノ)
   フリッツ・レーマン(指揮)
   バンベルク交響楽団
                     録音 1950年代

 

ロロフは、来日もしていて門下には園田高広や山根美代子などの世代のピアニストが教えを受けている。


指揮のレーマン(1904-1956)もドイツの指揮者、50代初めにマタイ受難曲を指揮している最中に急逝。

ロロフが残したステレオ期のメンデルスゾーンの「無言歌曲集」の録音は、EMIから何度も出ていてCDにもなっている。

 

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲は、抜群の知名度を誇るヴァイオリン協奏曲に比べると影は薄いけれども、良い演奏で聞くとなかなかの名曲。

この2曲ともヴァイオリン協奏曲と同じく、各楽章途切れなく演奏される。

そもそもヴァイオリン協奏曲は最初ピアノ協奏曲として着想され、その形で第2楽章まで完成されている。確か補筆完成されたピアノ版のヴァイオリン協奏曲ホ短調の録音も出ていたと思う。

 

そしてこのロロフ。

一昔前の独逸の良い意味でのローカル色も感じられる中で、しっかりとした技巧で端正に歌い上げている良い演奏だ。

幾分ノンキなレーマンの伴奏もツボはちゃんと抑えているし、バンベルク響の渋めの音を効果的に生かしているのが良い。

 

Youtubeはヨハンナ・ハニコーヴァの弾くメンデルスゾーンのピアノ協奏曲第2番、指揮はホルン奏者として有名なバボラーク

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