« 2024年4月 | トップページ | 2024年6月 »

2024年5月に作成された記事

2024年5月30日 (木)

本日の練習、「新世界より」全曲、そして第40回定演の映像が出来上がってきた

晴れのち曇り。湿度が高く蒸し暑い。
梅雨入り前だというのに体感上はもう夏。

通勤途中で通る小学校では運動会の総練習中。

かつて秋の季語だった運動会も、地球温暖化の猛暑続きのために夏季の練習を避けこの時期にシフトしている。

 

友人がコロナに罹り、今は5類となって治療費と薬代は自己負担。

いい薬はおよそ10万円だと聞いて驚いた。
三割負担で自己負担分は3万円

友人は頓服で凌ぐことにしたという。

そこで処方されたのがロキソプロフェン

幸い友人は完治したけれども、マスクをしている人が少数派になって、コロナ感染は地味な形で継続中。

 

木曜日はオーケストラ。


12月のファミリーコンサートへ向けて今日はドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」


441543412_7717436241709029_6413947676023

今さらながら良く出来た曲だと思う。

名曲です。

 

第40回定期演奏会の映像が出来上がってきた。


444488360_7719934611459192_7764708192090

この種のものは、あらためて聴くと演奏にがっかりすることも多いけれど今回はなかなか良い。

特にシンフォニア・タプカーラが良くて何回も聴いてしまいました。

 

喜古恵理香先生の指揮もカッコいいな。

Youtubeはシンフォニア・タプカーラ第2楽章

| | コメント (0)

2024年5月28日 (火)

眠れぬ夜にはゴールドベルク変奏曲、コープマンの演奏

新たな週は月曜から雨模様。

今日は昨日から続く雨。

夜遅くから警報級の大雨に。

昨年もこの時期は台風が来て大雨だった。

昨日から続く異常な肩の痛みは低気圧の接近が原因なのだろうかうか。

 

今日は仕事で南部の戸田地区へ行く予定があり途中で「いけすや」で昼食。

「いけすや」は漁協直営の休日には行列のできる店。


Sdsc07878

平日なので待つこともなく食事ができた。

定番のアジフライ定食。


Dsc_2046

原材料高騰でしばらく来ないうちに値上がりしていた。

以前は鰺のたたきの小鉢が付いていた。

 

 

最近どうも寝つきが悪く、朝早く目が覚めてしまい慢性的な睡眠不足。

そこでしばらく前から枕元にCDラジカセを置いて、静かな曲を流すことにしている。

 

選んだのはバッハ。

ちょっとガチだけれど「ゴールドベルク変奏曲」。

バッハが不眠症に悩むカイザーリング伯爵のために書いた曲。

 

最初に選んだのはコープマンのCD。


F09

・ゴルトベルク変奏曲 BWV.988

 トン・コープマン(チェンバロ)
      録音:1987年5月

寝つきのために聴くにはチェンバロは明るい音色で、コープマンの演奏も華やかな装飾音をちりばめられた変化に富んだもの。

寝ることよりも意識は演奏に向かいがち。

 

それでも最後まで聞かずに寝落ちした。

 

Youtubeはコープマンのブランデンブルク協奏曲第5番

| | コメント (0)

2024年5月26日 (日)

高関健のシンフォニア・タプカーラ

久しぶりに天気の良い日曜だったので、今日は畑にサツマイモを植えた。


441536458_7698594890259831_2971768690272

トマトは早くも実をつけている。

裏山には蓬莱竹のタケノコの姿。


441540245_7698595243593129_7658702235210

中国南部原産で、戦国時代に火縄銃の火縄の材料として持ち込まれて全国に広がった外来種。

 

伊福部昭を聴く。

KINGから出ていたCDで「伊福部昭の芸術 11」

生誕100年記念札幌交響楽団ライヴというもの。


51yteezhal_sy300_

 

・ヴァイオリン協奏曲第2番
・シンフォニア・タプカーラ

   加藤知子(ヴァイオリン)
   高関健(指揮)
   札幌交響楽団

     録音 2014年5月30,31日 札幌コンサートホールKitara ライヴ

 

札響は札幌に住んでいた時に何度か聴いた。

ちょうど岩城宏之が音楽監督の時代で、CDにもなっているベートーヴェンの交響曲やジャン・バティスト・マリが客演したラヴェルの「マ・メールロア」の名演は今でも印象に残っている。

岩城氏は音楽監督当時のインタヴューで、札響を日本のクリーヴランド管弦楽団にしたいと語っていた。

その頃の札響の客演予定に、オランダの名匠オッテルローの名前があり楽しみにしていたら、交通事故で急逝してしまってがっかりしたことを今でも覚えている。

 

高関健は富士山静岡交響楽団の首席指揮者でもあり何度か実演を聴いている。
氏が指揮者に就任してから静響のレベルアップは著しく2月のブルックナーは実に素晴らしかった。

 

そしてこの伊福部昭。

大好きな高関健と伊福部昭ゆかりの北海道のオケ、ということで期待して聴いた。

端正で良くまとまっている純音楽的な演奏で、細部の音が完璧なバランスで鳴り響き所々のツボを見事に音にしているプロのお仕事。

ただ、自分にはオケがこの作品にどこか距離を置いているのが感じられた。

正直なところ演奏はどこか醒めていて、熱き情熱的な演奏を期待していたのでこれはちょっと意外だった。

 

解説の片山杜秀氏のライナーノートによると、札響が伊福部昭の曲を演奏会で取り上げている頻度は意外に少ない。

 

Youtubeは高関健指揮札幌交響楽団の「シンフォニア・タプカーラ」第1楽章

| | コメント (0)

2024年5月25日 (土)

本日の練習、ファミリーコンサートへ向けてワーグナーとヴェルディ

一日薄曇り、夕方から雨の土曜日。

梅は昨年枝を盛大に刈ってしまったので今年は数えるほどしか実を付けなかった。


Dsc_2038

 

かろうじて枝に残った黄色い梅の実ひとつ。

もうほぼ現役を退いた身でありながら、今週は久しぶりに仕事上で刺激的なことが多かった。

今はこの刺激に心地良さを感じるのがなんとなく嬉しい。

 

月曜夜は来年の定期演奏会の方針を決めるオケの会議をZOOMで2時間ほど。

 

そして昨日金曜夜はオーケストラの練習。

12月のファミリーコンサートへ向けて、今回は19世紀オペラ界の巨匠二人。

ワーグナーとヴェルディの作品。


Dsc_2026

ワーグナーは歌劇「ローエングリン」から第3幕前奏曲、婚礼の合唱(ただし今回は合唱は入らない)そして吹奏楽バージョンが有名な「エルザの大聖堂への行列」

ヴェルディは歌劇「アイーダ」から凱旋行進曲。

 

いずれも沼響仕様の特別バージョン。

コンサート本番はこのあとに「新世界より」が全曲。

 

Youtubeは歌劇「ローエングリン」第3幕前奏曲、マゼール指揮のニューヨークフィル

| | コメント (0)

2024年5月21日 (火)

レコードをいただきました。主にピアノ曲

朝から晴れて本日の最高気温は28度。

高温多湿の日が続き雑草の成長早し。

昨日一日庭と畑の草取りで終わる。

先週のレコードコンサートの帰りに文化センターを出たらホールの外側にフクロウの子ども。


Dsc_2009

巣から落ちたのかこちらを見て固まっている。

きっと親がどこからか見ているのだと思う。

 

レコードをいただきました。

先日、昨年トスカニーニ100コレクションを譲っていただいた女性の方から電話があった。

レコードプレーヤーが壊れてしまってもうレコードは聴かないので譲りたいという。


盛大に手持ちとダブる気がしたけれど、前回受け入れてしまっているので断れずに再びの訪問。


Dsc_20362

伺うとピアノ曲が多くて、オーディオ評論家の菅野沖彦氏がプロデュースしていたオーディオラボのLPレコードのまとまった数や三善晃や三枝成彰の曲など、予想外に凝った盤もある。

あらためていろいろと話を伺ったら、この方は音大を出ていて三枝氏からも作曲の教えを受けたという!

 

驚いて思わず居住まいを正してしまいました。


Dsc_20372

沼響の演奏も三枝氏がプロデュースした「トスカ」を聴いたことがあるという。

いろいろと共通の知人もあり小一時間ほど話を伺い、もうレコードは聴かないからとレコードラックと併せ、シュアーのカートリッジtypeⅢとtypeⅣ(ほとんど新品)をいただいた。


Dsc_20392

レコードはポピュラーやシャンソンなども含めて200枚余り。

 

帰宅していただいたレコードを見ていたらリーダーズダイジェストが出していた「ポピュラー・ミュージック」LP10枚組の中にお宝発見。


Dsc_20352

最初の2枚が、奇才ルネ・レイボヴィッツが自ら編曲したセミクラシック系の曲がLP2枚にわたって収録されている。

他のポピュラー音楽もソリストの欄にオーボエの名手レオン・グーセンスらが名を連ねていて、これはなかなか侮れない内容であることを実感

ありがとうございます。
大切に聞かせていただきます。

Youtubeはレイボヴィッツ指揮の「はげ山の一夜」、いわゆるレイボヴィッツ版によるウィンドマシーンも入る怪演

| | コメント (0)

2024年5月19日 (日)

クラシックレコードコンサートはディーリアスそのほか

曇りのち雨、日曜日。

昨日は良い天気だったので家内と県内他市に住む孫のところへ行っていた。

途中「道の駅 富士」に立ち寄り最寄りの蕎麦屋で昼食。

ちょうど今が旬の桜えびをトッピングした冷やし蕎麦があった。


442411160_7658792537573400_6600066488203

自分が子供の頃海老は贅沢品でなかなか口にすることができなく、唯一桜えびは安くてしばしば食卓に上がった。

そのころは冷凍技術が今ほどは進んでなくて乾燥桜えびばかり。

子どもの自分には触感がなじめず苦手な食品だった。

今や桜えびは資源量が極端に減り、回転寿司の百円皿に並ぶ普通の海老よりもよほど貴重品になってしまった。

 

道の駅のお店は、自動券売機で食券を購入する小さくて狭いお店だったけれど、駅の立ち食い蕎麦を思い起こすようなダシの効いた濃い汁で桜えびと絶妙なコラボ。

うまかった。


444760389_7658792314240089_1089456876510

外に出ると目の前に大きな富士山。

家内の所用に付き合った後に孫に会いに行く。

GWに長期帰省していた二人の孫とは一週間ぶり。

この数日でまた大きくなった。

 

夕食は婿殿手製のハヤシライス。

帰りは夜の国道一号線を走らせること1時間余りで沼津到着は10時過ぎ。

 

そして金曜日は市民文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説だった。


444167864_7299089353551808_3623505306834

今回のテーマは、今年記念の年を迎えた作曲家たち。

今年は多くの作曲家のアニバーサリーの当たり年。

バッハやモーツァルトのようなウルトラメジャーな作曲家はいないけれど、スメタナ、ブルックナーは生誕200年。ホルストが生誕150年。

そして20世紀イギリス音楽界の重鎮、エルガー、ディーリアス、ホルストの3人が没後90年だった。

この3人が亡くなった1934年は、イギリス音楽界にとってさぞやショッキングな年だったろう。

 

今回はこの3人の作品を中心にイギリスの作曲家を取り上げた。

最初にディーリアス。


ジュピターや威風堂々などのヒット作のあるホルストやエルガーと違って、ディーリアスは多くの人にはあまりなじみのない作曲家。


Dsc_20333

簡単に説明したけれど皆首をかしげている。

曲はディーリアスの作品では比較的知られた(と思う)交響詩「春、はじめてかっこうの声を聞いて」をビーチャム指揮の定評のある名盤で。

 

ディーリアス独特の霧に覆われた世界のような音楽に終わったあとも皆キョトンとした表情。


Dsc_2007

そこで予定していなかったディーリスの合唱曲「夏の夜、河の上でうたう」をかけてみた。

この曲は爽やかな夏の河の流れる様子を見事に表現した名曲だと思っている。

でもあまり変化なし。

 

やむなく次のホルストへ。

この日のメインは「惑星」でプログラムの最後に持ってきていた。

「惑星」だけではないホルストの別の一面を紹介したくて、日本を題材とした「日本組曲」から、江戸の子守歌のメロディが流れる「桜の木の下で」と、ホルストの合唱曲を集めたパートソング集からイギリス民謡をあしらった2曲も選んでみた。

こちらの合唱曲は吹奏楽の名曲、「ミリタリー・バンドのための組曲第2番」の素材としても使われている。

吹奏楽経験者らしきお客さんが2人ほど聴いてあれ?という顔をしていた。

次にエルガー、有名な「愛のあいさつ」と「威風堂々第1番」

休憩をはさんでメインは「惑星」

 

今回は凝りすぎたためだろうか、とにかく質問が多く出た。

そして終わった後のアンケートでは、ディーリアスがよくわからなかったというご意見が複数。

 

もっとわかりやすい説明が必要だったのかもしれない、反省。

 

Youtubeはディーリアスの「夏の夜、水の上で歌う」

 

| | コメント (0)

2024年5月16日 (木)

本日の練習、「新世界より」再び

雨のち曇り、県知事選が始まった。

現職の突然の辞任を受けての選挙戦で6人の候補が乱立。
選挙カーが回っている気配がないのは、候補のいずれもが県中西部の関係者だからか。

ドクダミが庭と畑に繁茂して採っても採っても生えてくる。


Dsc_1992

幼い頃、湿疹ができた時に母にドクダミを絞った汁(臭かった)を塗ってもらった記憶があるけれど、効果があったが否かは記憶にない。

いろいろな薬効があるようなので、乾燥して煎じて飲んでみようと思う。


Dsc_1999

試しに生葉を風呂に入れてドクダミ湯にしてみた。

最初は数本を布のネットに入れて風呂に入れてみたけれど、全く存在感がないので、二日目からは増やして入れてみることにした。

独特の匂いはあるけれど、皮膚がすべすべしてなんとなく風呂上りに爽快感があってこれは良い感じだ。

 

木曜日はオーケストラ。

定期演奏会も終わり12月のファミリーコンサートへ向けての練習が始まった。

場所は沼津市民文化センター小ホール。


438095722_7649964425122878_9395537508721

曲はドヴォルザークの名曲「新世界より」ほか。
前半はワーグナーを数曲。

仕事が長引き途中から「新世界より」から参加。

久しぶりの「新世界より」で、前回の演奏の時には沼響のホームページに「新世界より」の代表的な演奏130種類の聴き比べを連載している。

今はその頃よりも時間はあるけれども、同じ曲をひたすら聴く集中力を保つのが難しくなった。

 

Youtubeはチェコの名匠エリシュカ指揮九州交響楽団の「新世界より」、名演です。

| | コメント (2)

2024年5月15日 (水)

坂入健司郎のドヴォルザーク

晴れのち曇り夜に雨。

このところ大気が不安定ではっきりしない天気。

月曜日に警報級の雨だったのが昨日火曜は快晴。

今朝は青空の見える良い天気で、畑に水を撒いたりしていたら夜になって強い雨。

今日のポコ。


438060059_7642480902537897_3685501918538

何やら悩み事があるような様子。

 

知り合いの方からこの演奏を聴いてくださいと渡されたCD。

坂入健司郎指揮日本フィルによるドヴォルザークの交響曲第8番。
日本フィルの自主制作CD.

91vpufasjl_ac_sx679_

 

交響曲第8番 ト長調 作品88

坂入健司郎(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

録音 2023年2月6日東京芸術劇場
都民芸術フェスティバル2023オーケストラシリーズNo.54 ライヴ

 

坂入健司郎の指揮は2017年のラ・フォルジュルネでボレロを聴いている。


慶応大学関係者のオケを振ったダンス付きのボレロだった。

本人からデ・サバタ版で演奏しますというアナウンスがあって「へぇー、そんなのあるの?」
と思って聴いていたら最後のクライマックスで演奏者のかけ声が入るというもの。

同じようなことはもっと地味な形でアバドがやっている。

この時の演奏は音楽愛がストレートに出ていて、良い意味でのアマチュアの良さが出ていて楽しみながら聴いていた。

 

坂入さん、アマチュアかと思っていたらその後プロオケに次々に客演。

今年はN響にも客演していて今や立派なプロの指揮者。

 

そしてこのドヴォルザーク。

第1楽章冒頭から丁寧に丁寧にフレーズを流していく。

極力美しく演奏しようと心がけているようにも思える。

表面的な効果を狙わずよく歌う演奏だけれど、ライヴなんだからもう少し羽目を外しても良かったかな。

 

Youtubeは実際に聴いた2017年ラ・フォルジュルネ・ジャポンでの坂入健司郎指揮の「ボレロ」

| | コメント (0)

2024年5月12日 (日)

ケフェレックのラヴェル、ソナチネ

晴れのち曇り、大規模な太陽フレアの発生で北海道でもオーロラを観測。

昨日土曜は良い天気だった。

その日の朝、狩野川越しの5月の富士山。


438060192_7624567040995950_8224681131392

川面にツバメが舞っていた。

低気圧の接近で明日は大荒れの予報。

 

今日は午前中ある方とZoomで一時間半ほど会話。

午後はインゲンを定植して竿も立てた。

明日の大雨と強風の予報を見てちょっと後悔。

竿が倒れるかもしれない。

 

今日はラヴェル。

ワーナーから4年ほど前に出たラヴェル作品全集CD21枚組からピアノ曲。


518

1) グロテスクなセレナード M.5
2) 古風なメヌエット M.7
3) パレード M.11
4) 亡き王女のためのパヴァーヌ M.19
5) 水の戯れ M.30
6-8) ソナチネ 嬰ヘ短調 M.40
9) メヌエット 嬰ハ短調 M.42
10-14) 組曲『鏡』M.43
  

  [演奏]ベルトラン・シャマユ(1-2, 4, 9:ピアノ)、
      アレクサンドル・タロー(3:ピアノ)、
      サンソン・フランソワ(5:ピアノ)、
      アンヌ・ケフェレック(6-8, 10-14:ピアノ)

新旧4人のピアニストの演奏を集めたもの。

軽い気持ちで聴き流していたけれど、フランスの女流ピアニスト、アンヌ・ケフェレックの弾くソナチネに最も心惹かれた。

その容姿そのままの知的で繊細なラヴェル。

ケフェレックはラ・フォルジュルネで2007年にドビュッシーやラヴェル、サティを聴いている

素晴らしかった。

この時はアラン・プラネスが来日できずに変更となった出演だった。

 

今月の都響定期では出演予定のピアニストのマリアム・バタシヴィリが体調不良で直前になって出演できなくなってしまい公演の前日になって発表されたのがラ・フォルジュルネで来日していたケフェレック。


直前のオファーにもかかわらず見事なモーツァルトを弾いたらしい。

 

Youtubeはケフェレックの弾くヘンデルのメヌエット、2007年のラ・フォルジュルネでアンコールで弾いた曲

| | コメント (0)

2024年5月 9日 (木)

伊福部先生の叙勲を祝う会祝賀コンサート

雨のち曇り、気温は下がり本日の最高気温は19度

本日仕事で朝にかなりの雨降りが恨めしく、空を見上げながら出勤。

幸い駐車場に着く頃にはやんでいた。

 

なぜか家にあったヤマハのトロンボーン。


Dsc_1979

遊びで吹いたこともあったけれど、しまい込んでしまって20年近く。

もう家にあることも忘れていた。

帰省していた娘が見つけて、欲しいというので持たせてやった。

Image-1_20240509233301

家のどこかにあるケースのないトランペットやメロフォンも渡してしまおうかな。

 

いろいろと聴き始めている伊福部昭の音楽

 

タワーレコードが出した復刻CDから「伊福部先生の叙勲を祝う会祝賀コンサート」


4988006238374

伊福部昭 讃
1.原田甫: 〈iFelicidades El Maestro!〉
2.石井眞木: 〈幻の曲〉
3.眞鍋理一郎: 〈Omaggio al Maestro IFUKUBE〉
4.今井重幸: 〈狂想的変容〉
5.松村禎三: 〈Homage to Akira IFUKUBE〉
6.三木稔: 〈Godzilla is dancing〉
7.芥川也寸志: 〈ゴジラの主題によせるバラード〉
8.池野成: 〈Omaggio a Maestro A. IFUKUBE〉
9.黛敏郎: 〈Hommage a A. IFUKUBE〉
10: 伊福部昭: ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
11.アイヌの叙事詩による対話体牧歌
12.室内オーケストラのための土俗的三連画

 石井眞木(指揮)(1-9,12)
 新星日本交響楽団 室内オーケストラ、
 志村 泉(ピアノ)(1-9)
 小林武史(ヴァイオリン)(10)、梅村祐子(ピアノ)(10)
 藍川由美(ソプラノ)(11)、山口恭範(ティンパニー)(11)

伊福部昭の愛弟子9人がこの日のために作曲した作品を披露。

土俗的三連画と同一の編成で、伊福部昭の作品のテーマを使うという条件付きの2分程度の曲。

最後の黛敏郎の作品に他の作曲家たちによる合唱も入る。

 

作品の多くがゴジラのテーマを使用しているのが面白い。

 

師への尊敬の中にちょっぴりとしたユーモアが忍ばせてあって、聴いていてほのぼのとした会場の様子が伝わってくる。

解説には当時の模様が詳説されていて、芥川也寸志が「先生に順番にテストされているような気持になってきました」のスピーチで会場が沸いた、というエピソードが紹介されている。

Youtubeは井上道義指揮N響の「シンフォニア・タプカーラ」

| | コメント (0)

2024年5月 8日 (水)

ヤブロンスキー指揮ロシアフィルのシンフォニア・タプカーラ

晴れ、最高気温は26度。

ここ数日の暖かさでポットに撒いた、いんげんが順調に発芽して予想外の早さで育っている。


Dsc_1980

そろそろ畑に定植。

こちらは同じ日に撒いたオクラ。


Dsc_1981

やっと芽が出た。

娘や孫達が去って静かになった。

いつもながら祭が終わった後のような寂しさ。

 

なんとなくここ数日タプカーラロス。


定演が終わっていろいろな評判を聞くと概ね好評。

特にタプカーラが凄かったとのこと。

 

第一楽章のアレグロのわらべ歌風のメロディが頭から離れない。

 

自然と聴く音楽は「シンフォニア・タプカーラ」

 

今日はNAXOSから出ているヤブロンスキーの演奏。

 

 

8557587_20240508230601

伊福部昭(1914-2006):

・シンフォニア・タプカーラ(1979年改訂)
・ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ
・SF交響ファンタジー第1番

 ドミートリー・ヤブロンスキー(指揮)
 ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
 エカテリーナ・サランツェヴァ(ピアノ)*

  録音:2004年5月
     モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」第5スタジオ

今この曲のCDでは一番入手しやすいかもしれない。

この演奏は昨年7月、タプカーラの練習を始めた時に感想を書いている

 

その後練習を重ね、実際に演奏してさらにいろいろな演奏を聴いてだいぶこの演奏に対する印象が変わってきた。

 

とにかく第2楽章が極端に速い。

他の演奏、たとえば伊福部昭の弟子の芥川也寸志指揮の演奏の倍近く速い。

作曲者自身がこの楽章について述べた言葉、
「北海道で暮らした少年時代に体験した、夜遅くに外から聞こえてきた風の音や鳥の声などの自然の音、そして村のざわめきのスケッチ」からはほど遠いことになっている。

 

「シンフォニア・タプカーラ」で現在入手できる唯一外国勢の録音ということで貴重で、純粋に先入観なく楽譜に取り組んだ結果だと思うのだけれど、アダージョってこんなに速かったかな・・・

他の2曲も国内の他の演奏に比べるとエネルギー不足。

 

Youtubeは芥川也寸志指揮新交響楽団の「シンフォニア・タプカーラ」

| | コメント (0)

2024年5月 5日 (日)

沼響第40回定演終わる

5月に入りGWも終盤。本日快晴。

Dsc_1970

裏山に咲く花。

この連休は娘たちファミリーもやってきて一挙に家族が増えて二けたに。

布団の準備や孫たちの世話、施設入所の母への面会の合間に畑作業。

おまけに沼響第40回定期演奏会の本番が4日に入るという慌ただしさ。

2日の夜は皆と庭でバーベキュー。
撤収した後は2時まで婿たちと痛飲。

乳幼児の孫たちは順調に成長し、上の孫はしっかり会話が成り立つようになった。
下の孫たちも伝い歩きを始めている。

小さいながらもそれぞれの個性が出ているのが面白い。

 

そして昨日4日は沼響第40回定期演奏会の本番。

前日午後からのリハーサルを経て本番は午後1時半のマチネー。

438081645_7590900921029229_4809060516336

午前中のゲネプロはなかなか良い感じ。

 

40thcon_s-1

・ルーマニア民俗舞曲    :バルトーク
・ションフォニア・タプカーラ :伊福部昭
・交響曲第8番 ハ長調「グレート」 :シューベルト

 アンコール 沼津市歌

 喜古恵里香(指揮)
 沼津交響楽団

 

今回は定演で初めて邦人作品を取り上げた。

この定演も第1回から参加しているのは自分ひとり。

自分にとっても第1回から数えて40回目の定演で感慨深いものあり。

立派なプログラムもでき、曲目解説も書かせていただきました。

 

昨年亡くなったホルンの盟友Wさんを偲び、奥様から故人が吹いていたアレキサンダーのホルンと遺影を借りてステージ上に置かせていただいた。

Fb_img_1714952457839-1

彼は沼響草創の同志にして第2代運営委員長として沼響の基礎造りに大きく貢献。

開演前にホルンのメンバー全員に、奥様からホルンのアクセサリーをあしらった素敵なお守りをいただきました。


438170368_7597588473693807_8505956336019

お守りの効果があったのか、今回のホルンパートの出来は良かったと思う。

シューベルトは降り番だったので客席で聴いたけれども、冒頭のホルンが実に見事でプロの演奏と比べても遜色ないほど。

 

自分としては大好きな伊福部昭を演奏することができて十分満足。

演奏していて自然と熱くなる伊福部昭の音楽。
皆も燃えて第一楽章からフルスロットル。

第1楽章が終わったところで盛大な拍手が入った。
第3楽章では怒涛の演奏が出来たと思う。

 

GWの半ばだったのでお客さんの入りはいつもよりは少なかったけれど、終演後のアンケートは好評だった。

市外のみならず県外からも「シンフォニア・タプカーラ」を聴くために来ました、という内容のアンケートがいくつかあってびっくり。

FacebookやXで情報は流していてSNSの効果もバカにはできない。

 

演奏会終了後は打ち上げ会場へ。

コロナ禍でここ数年宴会場での打ち上げが出来ず、合宿も中止になっていた。

喜古先生も交えて久しぶりの宴会で大きく盛り上がった。

 

昨年に引き続き後援会の担当だったので、終演後受付で対応をしていたら職場の女の子数人から声を掛けられた。

特にこの演奏会を勧めたわけではなかったのに、誰かから情報を仕入れて誘い合ってきてくれたらしい。 

 

嬉しかった。

 

Youtubeは伊福部昭に作曲を学んだ石井真木指揮新星日響の「シンフォニア・タプカーラ」

 

| | コメント (2)

« 2024年4月 | トップページ | 2024年6月 »